- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2020.09.20
2020年9月20日ー山の鼻ビジターセンターより(研究見本園で見られるお花)
===================================================================
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
鳩待峠から山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が多くなっています。
夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
===================================================================
■ 天気:曇り
■ 気温:16.3℃(最高気温) 10.4℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
尾瀬では9月も下旬になり気温が一気に下がりました。
今日は暖かいフリースが必要なほど寒くなりましたので、小屋泊やテント泊をされる方はダウンなどの防寒着をお持ち下さい。
やっと気温の方も、秋らしくなってきたとも言えます。
今日は植物研究見本園を一周して来ましたので、見られた花を紹介したいと思います。
植物研究見本園では、この花が一番多く咲いています。
「オクトリカブト」
言わずと知れた猛毒を持つ植物ですが、とても綺麗な青紫色で湿原を彩っています。
受粉する確率を上げるために、上の方から下の方へ順々に花を咲かせ花期を長くしています。
上の方は実へと変わってきている個体が多くなってきました。
「ミヤマワレモコウ」
紫色の小さい花が集まってモコモコした面白い形になっています。
「サラシナショウマ」
このサラシナショウマを始め、「ショウマ」と名前の付く植物が沢山ありますが、漢方として用いられる時の「升麻」から名前が付いています。
「エゾリンドウ」
尾瀬では一番最後に咲く花となっています。
エゾリンドウを見ながら、過ぎゆく花の季節を楽しみましょう。
そして今日の尾瀬ヶ原の草紅葉の様子になります。
最後にお願いです。
尾瀬ヶ原を始め、尾瀬国立公園では広い地域が特別保護地区に指定されています。
特別保護地区では動植物の採取や捕獲、損傷などの行為は法律で禁止されています。
どうか尾瀬の自然を傷つけない様に守っていただき、楽しんでいただけます様、お願いいたします。
担当:坂上