- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2020.09.11
2020年9月11日ー山の鼻ビジターセンターより(見本園外回り)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
鳩待峠から山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が多くなっています。
夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
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■ 天気:晴れのち曇り
■ 気温:26.8℃(最高気温) 14.0℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
最近ブログでは「秋が深まり~」「紅葉が~」など
残暑も終わりすっかり秋もなかば、のような投稿をしていますが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。
先日、麓の村に降りてその暑さに驚きました。
熱中症などには十分ご注意くださいね。
さて、本日はそんな暑さを忘れてしまう
尾瀬の山ノ鼻、植物研究見本園の秋の風景をお楽しみください。
まず、植物研究見本園にはいりますと、
目の前にそびえる標高2228m至仏山が見えてきます。
高山植物の宝庫とも呼ばれるこの山は
植物研究見本園にある池塘で逆さに映すことができ、
今日の様に風の少ない日は絶好のシャッターチャンス。
ぜひぜひカメラに収めてみて下さい。
この青い花はエゾリンドウ。
よく似たオヤマリンドウとは葉の大きさで見分けることが出来ますよ。
植物研究見本園外回りには
周りの植物の背が高く見通しの悪い場所があります。
見通しが悪い場所では突然クマと遭遇してしまう恐れがあり、
大変危険です。
植物研究見本園に限らず、こういった道では
熊鐘などで自分の存在をアピールすることを忘れないで下さい。
この変な形の花はオクトリカブトです。
トリカブトの花は花粉の量が少なく、
細い花の奥まで虫を誘い込むことで
確実に花粉を運んでもらうためにこんな形になったと言われています。
木道を歩いていると突然「バサバサバサ‼」と大きな音がしました。
驚いてそちらを見るとキジバトが飛び去って行きます。
どうしてでしょう、彼らは人が近づいてから飛び立っていくので
毎度毎度その音に驚かされます(笑)
今日会ったキジバトはちょっと離れた所に降り立ち
素知らぬ顔で湿原を歩いていきました。
残暑の残る暑い季節。
秋めく植物研究見本園にぜひ遊びに来てください。
石川