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  • 山の鼻ビジターセンターブログ, 今日の尾瀬
  • 2020.09.10

2020年9月10日ー山の鼻ビジターセンターより(尾瀬ヶ原から見える百名山)

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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、山の鼻ビジターセンターは基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。

鳩待峠から山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が多くなっています。
夕方4時から翌朝7時頃まではツキノワグマの行動が活発になります。特にご注意ください。
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■ 天気:曇りときどき雨
■ 気温:21.9℃(最高気温) 14.9℃(最低気温)

いつもブログをご覧いただき、
ありがとうございます!
今日の尾瀬ヶ原は昨夜の大雨(雷もすさまじかったです)の影響で
川の水が少しだけ増水していました。


写真の原の川上川橋付近は以前の台風で川の流れが変わってから
木道付近が冠水することが多くなりました。
大雨の際は注意して通行しましょう。


「雨が降ると植物についたしずくが美しいです」

さて、尾瀬国立公園には百名山が3峰あります。
その中の2つ、至仏山と燧ヶ岳が尾瀬ヶ原を歩いているとよく見えます(あとひとつは会津駒ヶ岳です)。
それぞれ山のできかたが異なるので、
眺めているとなんとなく噴火してできた山の燧ヶ岳の方が勇ましく、
隆起してできた山の至仏山は優しい山容に見えます。

「海底が隆起してできた至仏山」
至仏山の標高は2228m。
とってもよくすべる蛇紋岩でできています。
しかし、蛇紋岩のおかげで貴重な植物が残ることもできています。

「噴火が何度も起こり、5つの峰ができた燧ヶ岳」
燧ヶ岳の標高は2356m。
これより北(東北地方や北海道)に高い山はありません。
この山が川の流れをせき止めて、尾瀬沼や尾瀬ヶ原をつくったと言われています。

百名山に挟まれている尾瀬ヶ原。
この尾瀬ヶ原やそこにある植物たちは、
この地形や、岩の性質がなくては創り出されていなかったかもしれません。
そんなことを思いながら尾瀬を歩いていると長い時間の流れを感じます。
尾瀬はお花だけが魅力ではありません。
地形、山、湿原、動物など魅力はたくさんあります。
お花の最盛期が終わり、静かになった尾瀬を視点を変えてゆっくと歩いてみるのもおすすめです。

担当:萩原

  • 尾瀬公式 Instagram
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