- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.07.18
2020年7月18日-尾瀬沼ビジターセンターより(ニッコウキスゲの見頃を迎えて)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇り
■気温:17.3℃(9時)19.1℃(昨日の最高気温)13.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
昨日は大江湿原の巡回に行ってきました。
天候が優れなかったため、早めに「小淵沢田代」へと巡回を進めました。
小淵沢田代への両ルート(尾瀬沼キャンプ場から・大江湿原小淵沢田代分岐から)に
あった倒木(昨年度の台風による)は、今回の巡回後に処理されましたが、
通行する際は気をつけてご通行下さい。
また、林内の木道は苔むして大変滑りやすくなっており、
登山道の所々に大きなぬかるみもありますので、こちらもご注意ください。
詳しい登山道の情報などはこちらの尾瀬情報をご覧下さい。
↓
◎尾瀬情報 2020年7月17日大江湿原(川上)
大江湿原で既に終わっている花が、小淵沢田代ではまだ咲いている
など不思議な光景も楽しめました。
タテヤマリンドウをはじめ、サワランやトキソウなどが咲いており、
まだワタスゲの果穂も見られます。
機会がありましたら、ぜひ足を運んでみて下さい。
気になる大江湿原のニッコウキスゲですが、
今週はこのような様子でした。
「わー、綺麗!!」「こんなに咲いてる-、嬉しい」という歓声が、そこらかしこから聞こえます。
いつも尾瀬沼は静かでゆったりとした雰囲気がありますが、ニッコウキスゲの時期だけは、賑やかです。
しかし、木道は複線で行きと帰りの二本しかありませんので、大変、混み合います。
お花や景色に気を取られて転倒したり、気が付かずに近くに生えているニッコウキスゲを踏んでしまったり、
ストックで茎を引っかけて折ってしまうなどの光景を見かけるときがあります。
木道は譲り合いながら、植物や動物を傷つけないように足元や周囲に気を配るように
よろしくお願いいたします。
大江湿原では今、ニッコウキスゲの花がメインになっていますが、
他にも魅力的な夏の花がたくさんあります。
ぜひ、尾瀬を訪れた際はそれらも探してみて下さいね。
ここ最近の土日は特に登山者が多くなってきて、
尾瀬沼ビジターセンター周辺も賑わってきました。
最後に尾瀬では7月1日より多くの施設が利用可能となりましたが、まだ利用できない施設もあります。
新型コロナウイルス感染拡大防止のためにも体調に不安のある方や、
自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山はお控えください。
担当:川上