- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.07.16
2020年7月16日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼巡回の様子)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨のち曇り
■気温:14.6℃(9時)17.0℃(昨日の最高気温)13.1℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
なかなか雨が上がらず、そろそろ青空が恋しくなってきました。
そんな中、昨日は尾瀬沼巡回でした。
【ノアザミと三本カラマツ】
大江湿原から北岸へ歩き出すと色鮮やかなノアザミが咲いていました。
今、林内で見られる花は少なく、他にはタニギキョウとゴゼンタチバナが見られました。
湿原ではサワラン、トキソウ、モミジカラマツ、カキツバタ等が見られました。
最近咲いている植物で気になるのが、
【ホソバノキソチドリ】
ラン科の植物で、緑色の花なのですが、その奇妙な姿から湿原でもなんとなく目が行ってしまいます。
【花のアップ】
この花の後の「距(きょ)」という部分が下向きでまっすぐ伸びているのが特徴です。似ているものにマイサギソウやコバノトンボソウ等があります。とてもよく似ているので、完璧に見分けられるように勉強したいと思います。
沼尻まで行くと、こんな植物が見られました。
【チングルマの果穂】
尾瀬沼一周はまだ倒木の影響で沼尻~三平下間で通行できませんが、沼尻への往復でお花を楽しんではいかがでしょうか。
尾瀬では7月1日より多くの施設が利用可能となりましたが、まだ利用できない施設もあります。
新型コロナウイルス感染拡大防止のためにも体調に不安のある方や、
自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山はお控えください。
担当:大澤