- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.07.15
2020年7月15日-尾瀬沼ビジターセンターより(大江湿原のさまざまな緑色)
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また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨時々曇り
■気温:16.6℃(9時)17.8℃(昨日の最高気温)14.7℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さんこんにちは。
朝のニッコウキスゲ定点観測時は幸いにも雨が止んでいましたが、また、雨が降り出してきました。
天気予報は今日も雨時々曇りと不安定な梅雨空が続きます。
今回は大江湿原の緑色を少しご紹介します。
【大江湿原】
大江湿原は、明るい緑、濃い緑、色とりどりの緑に囲まれれています。
【大江湿原を囲む樹木類】
大江湿原を囲む樹木はオオシラビソ等の針葉樹と広葉樹が適度にあり、今は広葉樹が新緑を経て濃い緑となり夏の樹林を形成しています。
この濃い緑が湿原の明るい緑を引き締めてくれます。
【銀緑色に輝くヌマガヤ類】
明方の強め雨でヌマガヤ類は雨滴の衣をまとい銀緑色に輝いていました。
雨が止み時間が経つと雨滴の衣を脱いでしまいます。
晴天時には見られない姿、特に梅雨時のこの時期が好機のプレゼントです。
【ヤマドリゼンマイ】
尾瀬植物手帳では『尾瀬の風景にはなくてはならない名脇役』と紹介されているヤマドリゼンマイ。
林縁や大江川沿い等に群落を作り、湿原を覆うヌマガヤ類よりも明るい黄緑色に輝き湿原にコントラスを与えてくれています。
【大江湿原のニッコウキスゲ定点写真】
日々ニッコウキスゲを楽しめる箇所が増えつつあります。
ニッコウキスゲなどを引き立ててくれる色とりどりの緑色。
緑色と言っても色とりどりな緑がありますので、その違いに目を向けて湿原の豊かさをお楽しみください。
担当:齋藤