- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.06.28
(8月16日公開)2020年6月28日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳巡回)
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環境省尾瀬沼ビジターセンターは、檜枝岐村内施設の営業自粛を踏まえ、6月中は閉館しておりました。
本ブログでは、自粛期間中の尾瀬の様子をさかのぼってご紹介させていただきます。
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■天気:曇り
■気温:13.5℃(9時) 20.7℃(昨日の最高気温) 12.4℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
一昨日の26日(金)に、目まぐるしい天気の下、長英新道を往復して燧ヶ岳を巡回してきました。
登りはじめは霧がかっていて涼しい山道に快適ささえ感じていましたが、徐々に気温が上がり始めて蒸し暑くなり、かと思えば、雨が降ったり、止んだりを繰り返していたので、衣服の脱ぎ着に忙しい巡回となりました。
そんな中、長英新道ではこんな花が見られました。
【ツバメオモト】
7合目付近では長い葉っぱとラッパのような花が特徴のツバメオモトが咲いていました。
【サンカヨウ】
8合目付近ではサンカヨウとキヌガサソウが見頃です。
【サンカヨウの群落】
サンカヨウの白い花びらは水に濡れると半透明になって、さらに美しくなります。雨の日のご褒美です。
【キヌガサソウ】
高山植物には珍しく白い大ぶりな花で、人気も高いキヌガサソウです。
【シカの食痕】
綺麗に咲いている横には、無残にも花も葉も食べ尽くされた茎が多数、残っていました。今後が心配です。
頂の一つである爼嵓に着いた時には、雨も強くなり、柴安嵓方向は霧で真っ白でした。
雨はしばらく強く降り続け、下山時の登山道はまるで沢のようになり、岩は滑りやすく、1合目~2合目周辺の地面はとてもぬかるみました。雨だと比較的涼しいけれど、やはり山は天気がいいときに歩く方が安全ですね。
担当:大澤