■ 天候：晴れ
■ 気温：12.5℃【９時】16.0℃【昨日の最高気温】10.1℃【今日の最低気温】

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
昨夜の激しい雨も止み、尾瀬沼は晴れ。燧ケ岳も姿を現し、大江湿原の草紅葉も真っ盛りという感じです。
【今朝の大江湿原】

「花はさかりに、月はくまなきをのみ見るものかは」と言ったのは、徒然草を書いた吉田兼好。花も人間も盛りの時ばかりがいいのではなく、渋く枯れ始めた晩年、花が散った湿原こそ見るべきものがあるということでしょうか？　世の中を少し斜めから見ていたのか兼好法師さん、さすがいいことを言いますね。とはいえ、ブログで紹介できる花が少なくなってしまいました。尾瀬の花の最終ランナー、エゾリンドウが咲いています。
【エゾリンドウ】

今日は、先日行った尾瀬沼巡回の様子をお伝えします。
最初の写真は、朝霧の中の燧ケ岳です。朝晩の美しい尾瀬沼を見ることができるのは、山小屋に泊まった者の特権でしょうか。林の中では、マイズルソウが赤い実をつけています。
【朝霧の中の燧ケ岳】
【マイズルソウの赤い実】

釜ッ堀湿原からは、遠く尾瀬ヶ原の景鶴山（2004m）が左奥に見えています。
【釜ッ堀湿原から見える景鶴山】

尾瀬沼南岸には燧ケ岳がきれいに見える場所がいくつかあります。
【尾瀬沼南岸から見た燧ケ岳】

木道上の足元注意看板の裏に、ナナカマドの葉が影絵のように映っていました。
【ナナカマドの葉の影】

ヤマウルシも赤く紅葉していました。ナナカマドと同じく奇数羽状複葉（小さな葉っぱを羽のようにつけた全体が一枚の葉）であることがわかります。ウルシの仲間は、触れるとかぶれることがありますので注意しましょう。
【ヤマウルシの紅葉】

沼尻まで行くと日に照らされて輝く池塘とヒツジグサの紅葉を見ることができました。
【沼尻の池塘】【ヒツジグサの紅葉】

ようやく大江湿原まで戻ると、お帰りとばかりに三本カラマツが迎えてくれます。
【大江湿原と三本カラマツ】

尾瀬沼一周は９㎞弱、２時間４５分のコースタイムとなっています。しっかりした靴と防寒着、水分、行動食などをご用意のうえ、どうぞ尾瀬沼一周コースをお楽しみください。

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□　尾瀬沼ＶＣ１０月のイベント　□
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【秋の手ぬぐいワークショップ】
【秋の星空観察会】
※尾瀬沼ビジターセンターでは、１０月もいろいろなイベントをご用意して皆さんのお越しをお待ちしています（上記チラシ参照）。

担当：米山