天気：晴れ
気温：26.0℃(最高気温)　7.6℃(最低気温)

山ノ鼻公衆トイレの裏には合併処理浄化槽という
トイレや山小屋、ビジターセンターで出た排水を
自然に負荷を与えないように浄化する設備があります。

上の絵はトイレから出たものが合併処理浄化槽で
処理されていく過程を簡単に絵にしたものです。
まずバクテリアの力で綺麗にし、その次に水分と汚泥と呼ばれる固形物に分けられます。
水分はさらに綺麗にされた後、自然に戻され
汚泥は脱水乾燥処理を経て軽くなった後でヘリコプターで尾瀬の外に運び出されます。
このような処理にはお金がかかるため、
公衆トイレの利用者には1回100円程度の協力金をお願いしています。

上の2枚の写真は本日、脱水乾燥処理の作業を行っている最中の写真です。
まず1枚目の写真の機械で汚泥を絞って水分を抜いた後、
2枚目の写真の熱処理をする機械に入れ乾燥させます。
この工程を経ることで重さは最初の１００分の１ほどにもなるそうです。

このような作業や、日々の点検などは専門の業者の方が行っています。
尾瀬の自然を守るためにこのような仕事をする人たちもいるということを
ぜひ知っておいてもらいたいと思います。

担当：菅原