- 今日の尾瀬
- 2018.08.01
2018年8月1日―尾瀬沼ビジターセンターより(大清水湿原)
■天気:晴れ
■気温:21.0℃(9時)26.2℃(昨日の最高気温)17.1℃(今日の最低気温)
8月に入りました。昨日から、尾瀬沼周辺で3泊4日の3県尾瀬子どもサミットが始まり、3県の児童生徒60人ほどが元気に活動しています。
さて、今日は、大清水の入口にある大清水湿原を紹介します。
【大清水湿原の案内板】
面積はおよそ2万㎡(野球のグラウンド2個分程度の広さ)で、尾瀬ヶ原や尾瀬沼周辺の湿原と同じような植生です。春から秋にかけて、尾瀬と同様の花を観賞できます。
残念ながら、木道の老朽化に伴い、全体を歩くことはできません。また、ニホンジカの食害のため、今後シカの防護柵設置や木道更新を予定しているようです。
【トモエソウ】
シカ防護網に守られて、トモエソウが咲いていました。すぐ隣の大清水小屋のご主人によると、ニッコウキスゲなどは食害もあって、もう終わってしまったとのことです。
【アキアカネ】
トンボが盛んに飛んでいます。尻を上に向ける変わったポーズで止まっていました。このポーズは体温調節をするためのポーズです。植物だけでなく、トンボや蝶にも目を向けてみると面白い発見ができますよ。
大清水湿原も尾瀬の湿原の一つです。今年は夏の花が終わってしまい、また、木道老朽化で全体を散策することは出来ませんが、身近な湿原として、みんなで大切にしていきたいものです。
担当:渡邉