- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.10.21
2025年10月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(気嵐の朝)
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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【※注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策、防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
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■天気:曇りのち晴れ
気温 :4.3℃(9時)11.9℃(昨日の最高気温)1.9℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今日は日の出後に最低気温が1.9℃を記録し、キーンと冷え込んだ朝を迎えました。大江湿原に出てみると遮るものがないので風が冷たく、一気に体温が奪われるような感覚でした。これから尾瀬にお越しの際には、しっかり防寒対策をしてお越しください。
【気嵐】
今朝は、尾瀬沼で幻想的な気嵐が見られました。気嵐(けあらし)は、放射冷却で冷え込んだ陸地の空気が温かい水面に流れ込んで発生する冬の現象です。

【ミツバオウレン】
尾瀬沼ビジターセンターのブログでは、数日前から季節外れのリュウキンカの開花をお伝えしていましたが、今日は大江湿原で季節外れのミツバオウレンを一輪みつけました。

【カラマツ】
ビジターセンターの周囲にはカラマツがたくさん自生しています。木道にはカラマツの針のような葉が落ちて、風で吹き溜まりになっていました。


さて、10月19日に大清水から尾瀬沼まで巡回を行いましたので、その様子をお伝えします。大清水から尾瀬沼ビジターセンターまでは7.2km、コースタイム約3時間のルートです。
【大清水】
大清水湿原の手前に、苔むした岩の間を沢水が流れ落ちる大清水があります。この流れを見るだけでも、尾瀬が水に恵まれた場所だということがわかりますね。

【大清水湿原】
大清水休憩所近くの大清水湿原ではカエデ類が色づいていました。アケボノソウがまだ咲いていましたので、探してみてくださいね。


【大清水~一ノ瀬】
大清水と一ノ瀬の間を運行していた低公害車の運行は終了しました。また、戸倉~大清水間のバスと大清水休憩所は11月3日(月・祝)で終了となりますのでご注意ください。
標高1190mの大清水から標高1423mの一ノ瀬までは、なだらかな登りが続きます。ミズナラ、ブナ、トチノキなどの大樹の森を歩く旧道の区間もおすすめです。一ノ瀬の公衆トイレは11月4日(火)まで利用可能です。



【一ノ瀬~三平峠】
一ノ瀬の三平橋を過ぎ、尾瀬沼方面への登山道に入ります。標高1762mの三平峠まで、色づいた木々のトンネルを登っていきます。三平峠に近づくとオオシラビソの森になり、オオシラビソの甘い香りが漂う森林浴を楽しめます。



【三平峠~三平下】
三平峠から三平下までは、木道と階段の下りとなります。途中で葉が落ちた木々の間から、尾瀬沼を望むことができます。三平下の公衆トイレは10月22日(水)まで利用可能です。
三平下から尾瀬沼ビジターセンターまでは約30分です。ビジターセンターは10月31日(金)まで開館しておりますので、みなさまのご来館をお待ちしています。


今回の巡回ルートの登山道の情報はこちらの尾瀬情報<2025年10月19日ー三平下・大清水の様子>をご覧ください。
※尾瀬沼地区では、順次山小屋やトイレなどが閉鎖され、シャトルバス等の交通機関も停止します。また、これからはいつ雪が降ってもおかしくない時期です。天気予報を確認し、防寒への備えも忘れずにお越しください。詳しくは、「2025年シーズンオフ関連情報」をご覧ください。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと遭遇しないように、クマ鐘を鳴らして通行する、クマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは10月26日(日)までの運行となります。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行終了しました。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第五弾」は、尾瀬沼の秋シリーズです。(オヤマリンドウ、沼尻の草紅葉、ヤマネ、ヤマネと紅葉)

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