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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2025.10.14

2025年10月14日-山の鼻ビジターセンター(尾瀬ヶ原の様子)

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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
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■天気:くもりのち雨
気温:11.5℃(最高気温)3.8℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。三連休は大勢の方で賑わった尾瀬ヶ原でした。

本日は、最近の尾瀬ヶ原の様子をお伝えします。
尾瀬ケ原の紅葉は、湿原の草もみじからはじまり、木々の色づきへとうつり変わります。

【至仏山東面登山道からの朝靄】
朝焼けに染まる尾瀬ヶ原を至仏山東面登山道から望むと、草もみじの尾瀬ヶ原に靄がかかり幻想的な風景を見ることができました。

晴れた日の風渡る湿原は、日の光を浴びて池塘が輝き草もみじの濃淡がとても美しいです。

【池塘の中の秋色】

池塘の中も秋色がすすんでいます。お昼頃にたくさん咲いたヒツジクサも、来年のために種となり水中深く眠りにつきました。

【三条ノ滝】
只見川から流れる水が滝となり、山肌の紅葉と一体となり素晴らしい風景となっています。

まだまだ、木々の色づきは濃くなりますのでとても楽しみですが、展望台のご利用は10月19日までとなりますのでご注意ください。

【至仏山道の紅葉】
鳩待峠から至仏山に向かう途中に、ナナカマド群生地があります。木道の周りが赤く色づいた様子をお楽しみください。


【紅葉】
紅葉(こうよう)とは落葉広葉樹の葉が紅色や黄色に色づくことを言いますが、一般的には紅くても黄色くても紅葉(こうよう)と表現しますよね。正しくは紅色に色づくことを「紅葉(こうよう)」、黄色に色づくことを「黄葉(こうよう)」と言うそうです。山の鼻ビジターセンターでは紅葉(こうよう)の仕組みを展示していますので、是非ご覧ください。

それではなぜ、二つの色に分かれるのでしょうか?
木の葉には「クロロフィル」という緑色の色素と「カロチノイド」という黄色の色素が含まれており、これらは葉の葉緑体の中にあって、春と夏の日差しの良い日は、協力して光合成を行ないます。この時点では「クロロフィル(緑)」のほうが強いので、葉の色は緑ですが、秋になって日差しが弱くなってくると、先に「クロロフィル(緑)」が分解さてしまい、「カロチノイド(黄)」だけが残ります。この時点で、葉の色が黄となるのが黄葉で、赤となる「アントシアニン(赤)」がつくられると紅葉となります。

寒露を迎え、尾瀬は秋の彩りに染まっています。静かな木道を歩きながら、移りゆく自然の美しさを体感しに、ぜひ尾瀬へお越しくださいね。

尾瀬は山岳地帯です。天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、計画的に早めの行動を心がけてください。また、防寒着を用意し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。

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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。 

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新保

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