- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.10.13
2025年10月13日-山の鼻ビジターセンター(山ノ鼻周辺の様子)
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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策、防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
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■天気:曇り
気温:16.1℃(最高気温)10.1℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。山ノ鼻周辺の様子をお伝えします。
【秋の深まり】



昨日の山ノ鼻は、朝から暖かな陽ざしに包まれ、秋の深まりを感じさせる一日となりました。
研究見本園の草もみじが、日差しを受けて美しく輝き、至仏山の山肌は、光を受けて色とりどりの紅葉が鮮やかな色彩を放っていました。
【来年もまた...】
研究見本園のあちこちで、夏に綺麗に咲き誇っていたお花の実や種が見られました。今年私たちを魅了してくれた美しい花々に、来年もまたこの場所で会えるのを楽しみにしています。
〈タカネアオヤギソウ〉


白い実が、お祭りの提灯のように集まっていました。どうやら実が割れ、種が出てしまった後のようです。
〈コバギボウシ〉


傘を広げたように開いた実の中には、翼がある黒い種が入っていて、風に乗って遠くへ飛んでいきます。
〈カキツバタ〉


実の中には、種がびっしりと詰まっています。赤茶色の種はよく目立ちます。
〈アカバナ〉


先の細長い棒状の部分が実です。実は4つに裂け、綿毛の種を飛ばします。
【鳥との出会い】
秋の気配が感じられるようになり、多くの鳥との出会いがありました。
〈カケス〉


秋の訪れと共に、林内でカケスのジェイジェイという鳴き声を聞くようになりました(カケスの英名もJayです)好物のドングリを求めて尾瀬にやってきたのですかね。またカケスは、貯食といって、越冬のために土の中などにドングリを隠す習性があるそうです。
〈マヒワ〉




先日研究見本園を歩いていると、たくさんの小鳥の群れが飛んできました。しばらくすると、シラカバの木にとまり、ちょこまかと動き回っています。どうやら、マヒワがシラカバの実を食べに来たようです。北方からの渡りの途中で、尾瀬に立ち寄ってくれたのでしょうか。
寒露を迎え、尾瀬は秋の彩りに染まっています。静かな木道を歩きながら、移りゆく自然の美しさを体感しに、ぜひ尾瀬へお越しくださいね。
尾瀬は山岳地帯です。天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、計画的に早めの行動を心がけてください。また、防寒着を用意し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。
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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。

尾瀬山の鼻ビジターセンター 川畑











