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  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2025.10.03

2025年10月3日-山の鼻ビジターセンター(尾瀬で出会った野鳥たち)

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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。
【注意】
〇この時期の朝晩は一桁の気温になることもあり、木道に霜がつくと大変滑りやすく転倒しやすい状況となります。尾瀬にお越しの際は天気予報をよく確認し、雨対策防寒対策をし、転倒等にはご注意ください。
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
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■天気:曇り
気温:20.2℃(最高気温)2.5℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
研究見本園では、草もみじの色づきが進んできました。

黄金色に染まる湿原に、鮮やかな青紫のエゾリンドウが彩りを添え、池塘では琥珀色に色づいたヤマドリゼンマイが、水面にその姿を映していました。

本日は、尾瀬で今年出会った野鳥たちを紹介します。

【ホオアカ(頬赤)】

尾瀬ヶ原や研究見本園などで、木道上や湿原の草木に留まっているのをしばしば目にしました。名前のとおり、ほっぺが赤いのが特徴です。
警戒心が薄いのか、近づいてもあまり逃げないため、たくさんの写真を撮ることができました。

【ノビタキ(野鶲)】

研究見本園や竜宮~ヨッピ吊り橋間の立木、下ノ大堀川橋周辺のシカ柵の上などで虫を咥えている姿をよく見かけました。ホオアカと同じような場所で出会うことが多いのですが、警戒心が強いのか近づくとすぐに逃げてしまいます。
ノビタキはオス(夏羽)とメスの姿がかなり違います。オスは頭・背中・尾が黒、胸が白・オレンジと派手ですが、メスは全体が褐色です。

【イワツバメ(岩燕)】

5月初め、私たちがビジターセンターに上山する頃、イワツバメも東南アジアから尾瀬へと渡ってきます。山ノ鼻以外では、見晴や東電小屋などでよく姿を見ることができました。雨上がりに地面の土を一生懸命運び、山小屋の軒下などに巣を作り、子育てを行います。

【キセキレイ(黄鶺鴒)】

山の鼻ビジターセンター周辺をよく飛び回っていました。
公衆トイレに巣を作っていた時期があり、公衆トイレ前の樹上で、ヒナにあげる餌を咥えている姿をよく見かけました。綺麗なレモン色の下腹部と、長い尾が特徴です。

【アカゲラ(赤啄木鳥)】【アオゲラ(緑啄木鳥)】【コゲラ(小啄木鳥)】

キツツキの仲間です。研究見本園入口周辺の木々で姿を見ることができました。
木の幹をくちばしでつついて出す太鼓のような音「ドラミング」が聞こえたらキツツキに出会えるチャンスです。ドラミングは、餌の虫探しや巣作りの他に、求愛や縄張りをアピールするためと言われています。
キツツキは毎年新しい巣穴を掘ると言われ、古い巣穴は穴を掘ることができない他の鳥やリスやモモンガなどの動物の住みかとして再利用されています。
アカゲラ(オス)は、頭とお腹が赤く羽は白と黒、アオゲラは羽全体が緑色、コゲラはスズメ大の小さなキツツキで、体は褐色と白の縞模様です。

【オオジシギ(大地鷸)】  

研究見本園で6月頃、朝夕「ズビーズビー」というラジオノイズのような鳴き声が聞こえ、激しい音を立て上空から急降下するオオジシギのディスプレイフライトを見て、すっかり心を奪われてしまいました。
オオジシギは、主に北海道と本州中部以北、サハリン南部で繁殖し、オーストラリアなどで越冬する渡り鳥です。繁殖期のオスは、求愛のために上空から「ザザザーッ」とジェット機のような風切り音を鳴らしながら急降下するディスプレイフライトを繰り返し、別名「雷シギ」とも呼ばれています。

朝夕、尾瀬では様々な鳥の鳴き声が聞こえ、運が良ければ姿を見ることもできます。山小屋に宿泊される方、朝早く尾瀬に入られる方はぜひ鳥の鳴き声に耳を澄ませてください。

山の鼻ビジターセンターでは、尾瀬の野鳥を紹介しています。
「尾瀬で見られる鳥」や「聞いてみよう鳥の声」など、見どころ満載ですので、ぜひ山の鼻ビジターセンターへお越しくださいね。

尾瀬は山岳地帯です。天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。また、しっかりとした計画のもと、早めの行動を心がけてください。

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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。 

尾瀬山の鼻ビジターセンター 川畑

  • 尾瀬公式 Instagram
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