一覧

寄付のお願い
友の会入会案内

山の鼻ビジターセンターブログ 一覧
news & topics

寄付のお願い
友の会入会案内
  • 山の鼻ビジターセンターブログ
  • 2025.09.24

2025年9月24日-山の鼻ビジターセンター(山ノ鼻周辺の様子)

============================================================
お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。

【※注意】
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
============================================================

■天気:晴れ
気温:19.6℃(最高気温)8.7℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
本日は、秋の色が濃くなり実りが進む山ノ鼻周辺の様子をお伝えします。

【研究見本園の様子】

澄んだ秋の青空の下で、湿原の草もみじの色付きが進んでいます。

エゾリンドウは咲き始めの頃、秋の空を宿したような瑠璃色ですが、草もみじの色を吸い取ったかのような赤く色付いた花が増えてきました。

【実りの秋】

イワショウブは花が終わり、赤い実となってきました。オクトリカブトは、青い角が印象的な実が増えてきました。

秋風に清楚な花がそよいでいたウメバチソウや、湿原に秋の訪れを告げていたアケボノソウも花の時期を終えて、実を付けはじめました。

夏の終わりに藍紫色の特異な花で湿原を彩ったサワギキョウや、赤や白の花が華やかだったゲンノショウコも、いまは実となり独特な形で存在感を放っています。

樹々も実りの秋を迎え、みずみずしく熟した赤い実や、ほんのり朱色に染まった実を見つけることができます。

彩り豊かな花々で飾られていた湿原は、今は実りの秋を迎え、次の春へバトンを繋ぐ最後の営みを行っています。

【 倒木更新 】

森の中でも、バトンを繋ぐ営みが行われています。林内を歩いていると、苔生した倒木をよく見かけます。そこは次世代へと命を繋ぐ、植物たちのゆりかごとなっています。

苔の上をよく観察してみると、小さな木の芽が発芽しているのが分かります。ゆりかごに守られながら新たな命のいぶきを感じることができます。

こうして芽生えた幼木が、やがて根を伸ばし大きく成長して次の世代へとバトンが繋がってゆきます。
森の中では、倒木更新という長いスパンの中で、森林を保ち続ける営みが行われています。
次の世代へと、命の連鎖が紡がれている尾瀬で、新たな命のいぶきを感じてみませんか。

尾瀬では最低気温が10℃を下回る日が出てきました。寒暖差が大きいため、防寒着を用意し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。また、天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。

============================================================
○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
============================================================

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。 

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉

  • 尾瀬公式 Instagram
フッター山画像 フッター山画像 PAGE TOP