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お出かけの際には、2025年シーズンオフ関連情報 についての確認をお願いします。

【※注意】
〇鳩待峠～山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください（人馴れ等の原因となります）。
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■天気：晴れ
気温：17.7℃（最高気温）10.3℃（最低気温）

ブログをご覧の皆様、こんにちは。
研究見本園の様子をお伝えします。

【研究見本園から望む至仏山】

昨日の研究見本園は爽やかな秋晴れが広がっていました。風も無く、色付き始めたヒツジグサが浮かぶ池塘には、至仏山が綺麗に映り込んだ逆さ至仏を見ることができました。
山ノ鼻から至仏山を眺めると、山の上部は木々が生えておらず、木々との境界線（森林限界）が他の山よりもずっと低い位置にあります。これは至仏山を構成する蛇紋岩の影響によるものと考えられます。蛇紋岩の成分であるマグネシウムなどが植物の生育を阻害し、気温や湿度などの環境条件も厳しく、高木が生育できないためです。

【秋の色彩】

研究見本園内の湿原では、ヨシやアブラガヤなどが色づき、秋の気配が感じられます。透き通った青空と澄んだ空気の中、ベンチで鳥のさえずりを聞きながら、のんびりと過ごすのも良いですね。

【花から実へ】

秋の気配を感じる中、華やかに咲いていた花も実へと移り変わってきました。
ウメバチソウは、仮雄しべが朝露と重なって小さな宝石のようにキラキラと輝き、イワショウブは白い花の時期が終わり、ピンクの実が目を引きます。別名星の花と呼ばれるアケボノソウの鮮やかな花もそろそろ見納めのようです。

【お花リレー最後のバトン】

尾瀬のお花のリレー最終ランナー、エゾリンドウが湿原の木道脇を青紫色に彩ります。
エゾリンドウの花はあまり開きませんが、これには理由があり、花粉を無駄にしないために、特定の昆虫（マルハナバチ等）に花びらをこじ開けてもらい、受粉を確実に行っているそうです。

【色鮮やかに】

湿原の色付きと共に、鮮やかな赤い実が目を引きます。
オオツリバナは紅葉し、真っ赤な実は、殻が割れ朱色の種が顔を出していました。湿原では尾瀬ナスの別名を持つオオマルバノホロシや、春に白い花を咲かせていたズミの真紅の実が目に留まりました。

【次の世代へ】

湿原を黄色や緑に染め上げた、ニッコウキスゲとタカネアオヤギソウの実が、草もみじに彩を添えていました。
今年の尾瀬は雪がいっぱい積もりました。雪が多いと寒そうに感じますが、植物にとっては雪が吹き続ける寒風や霜から芽を守ってくれます。今年は雪に守られたお花が色とりどりに咲き誇り、お花の当たり年と言えるシーズンでした。来年もまた綺麗なお花を咲かせてくれるといいですね。

秋分を迎え、尾瀬はめっきり秋めいてきました。静かな尾瀬を満喫できる季節ですので、移りゆく自然を味わいにぜひ尾瀬へお越しくださいね。

尾瀬では最低気温が10℃を下回る日が出てきました。寒暖差が大きいため、防寒着を用意し、気温に合わせて服装を調節できるようにしましょう。また、天気の急変に備えてレインウェアを必ず持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。

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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原（竜宮・見晴地区）から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】

山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。

2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。　

尾瀬山の鼻ビジターセンター　川畑