- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.09.19
2025年9月19日-山の鼻ビジターセンター(研究見本園の様子)
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お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察する写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
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■天気:曇りのち晴れ
気温:18.5℃(最高気温)11.4℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。今朝は最低気温が10℃近くまで下がり冷え込みましたが、お昼頃になると太陽の暖かさを感じることができ、穏やかな尾瀬となりました。本日は、研究見本園の様子をお伝えします。
【左側入り口周辺の樹木】


研究見本園の看板周辺には、背丈の高いミズナラなどの様々な樹木が生えています。木道沿いに歩いていくと、入り口ゲート付近にも樹木があり、私たちをお出迎えしてくれているかのようです。
【至仏山方向の様子】

至仏山方向を眺めると、森林限界より上は厚い雲で覆われていました。晴れている日は、目の前に雄大な山の姿を見ることができます。自然豊かな尾瀬にはたくさんの生きものが暮らしており、人気の少ない早朝では、静けさの中、遠くの方から鳥や虫の鳴き声が聞こえてきました。
【シラカバとヤマドリゼンマイ】

園内の湿原に生えているシラカバの下には、ヤマドリゼンマイが紅葉していました。樹木の葉っぱが紅葉する前に、湿原内の草花が紅葉して色付く様子を草もみじと呼んでいます。
【紅葉しているミズゴケや草】


足元に目を向けると、池塘の周りに生えているミズコケや木道沿いの草が季節感のある暖色に移り変わっていました。夏真っ盛りの頃は緑色でしたが、今は赤みを帯びて、湿原を彩る草もみじの一部となっているようです。ミズゴケはスポンジのようにふかふかしていて水を多く含み、直射日光が当たる湿原を湿った状態に保つ役割を果たしています。
【園内奥にあるベンチから見える景色】


研究見本園の奥の方は人の気配も少なく、外回りに設置されているこちらのベンチに座り、広大な景色を楽しむことができます。秋の気配が漂う尾瀬で、のんびりとした時間を過ごしてみませんか。
尾瀬は山間地です。寒暖差が大きいため、防寒着を用意し、気温に合わせて衣服の調節ができるようにしましょう。また、午後になると天気が急変し雷雨になることがあります。必ずレインウェアを持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。
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○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第五弾」は「秋の尾瀬と」です。

尾瀬山の鼻ビジターセンター 坂本











