- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.09.01
2025年9月1日-山の鼻ビジターセンター(研究見本園の様子)
============================================================
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
〇鳩待峠~山ノ鼻間でツキノワグマの目撃情報が増えています。遭遇した場合は、速やかにその場を立ち去るようにし、観察したり写真を撮るなどの行為はおやめください(人馴れ等の原因となります)。
関連して、尾瀬山ノ鼻キャンプ場は現在営業休止となっております。詳しくはこちらをご確認ください。
============================================================
■天気:晴れ
気温:31.3℃(最高気温)14.1℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。本日は、研究見本園の様子をお伝えします。
【朝の研究見本園】


薄い朝靄がかかるなか、燧ヶ岳方面の空が白み始めました。至仏山も山頂より、光が山肌を照らし出してきました。
【朝日を浴びて】



朝日を浴びて、イワショウブの花や実が輝き始め、ミヤマワレモコウの向こうに広がる湿原も徐々に光が差し込み始めました。
【湿原を彩ります】


研究見本園ではウメバチソウの白い花が清らかに咲いていました。尾瀬のお花の最終ランナーエゾリンドウもついに咲き始めましたよ。
【木道脇に咲く小さな花々】





木道脇に目を向けると、控えめで可憐な花々が咲いていることがあります。小さくてあまり目立ちませんが、注意深く眺めてみると色鮮やかな花々ですので、ぜひ立ち止まって観察して下さいね。
【イワツバメ】


もう尾瀬から旅立ってしまったと思っていたイワツバメが、山小屋の軒下で子育てをしていました。巣ではヒナが親の帰りを待ち、親ツバメが帰ってくると一生懸命エサをおねだりしていましたよ。
イワツバメは、春先の雪解けころに東南アジアから日本へ渡り、尾瀬などで3~4羽のヒナを産み、子育てを行います。秋になると東南アジアに渡って冬を越し、次の春にまた尾瀬に帰ってきます。
日ごとに移りゆくお花や自然の美しさを味わいに、ぜひ尾瀬へいらしてください。
尾瀬は山間地です。寒暖差が大きいため、防寒着を用意するとともに熱中症に注意していただき、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また、午後になると天気が急変し雷雨になることがあります。必ずレインウェアを持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。
============================================================
ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖しています。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。16:00以降の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。

============================================================
○八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【8/1更新】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
============================================================
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第四弾」は「昔日の尾瀬と愛らしい生き物たち」です。

尾瀬山の鼻ビジターセンター 川畑











