- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.08.30
2025年8月30日-尾瀬沼ビジターセンターより(今日は尾瀬の日)
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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:晴れのち曇り
気温 :20.3℃(9時)25.1℃(昨日の最高気温)15.1℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさま、こんにちは。
今日8月30日は、尾瀬国立公園にとって記念すべき日です。18年前の2007年に日光国立公園から尾瀬地域が分割され、会津駒ヶ岳、田代山、帝釈山など周辺地域を編入して29番目の国立公園として指定された日です。
【今日の大江湿原】
午前中は大江湿原は雲が多いながらも日差しがあり、湿原を渡る風がひんやりと心地のよい散策日和でした。8月最後の土曜日ということもあり、散策や登山装備で歩いている方がたくさんいらっしゃいました。


【サラシナショウマ】
第二大江橋付近では、ブラシのような形状のサラシナショウマの花が増えてきました。


【今日の燧ヶ岳】
東北・北海道の最高峰、燧ヶ岳(2,356m)が、白い雲をバックに深緑の勇壮な姿でそびえています。

【8月29日の燧ヶ岳の様子】
昨日、燧ヶ岳を巡回してきました。登山道の様子は、こちら<2025年8月29日ー燧ヶ岳の様子>をご覧ください。
昨日は午前中曇っていたこともあり森を吹き抜ける抜ける風が心地良く、一ヶ月前と比べると暑さを感じずに登れました。長英新道の6合目~8合目付近にはマルバダケブキやオヤマリンドウが群生している場所があり、急登を越えたご褒美のようです。ハイカーの方達も歓声をあげて写真を撮っていました。


あいにくの曇天で俎嵓山頂からの眺望は霞んでいましたが、晴れていれば尾瀬沼や尾瀬ヶ原、周囲の山々の360度見渡すことができます。空気が澄んでいれば富士山が見えることもあります。


燧ヶ岳の登山道はどのルートもガレ場やザレ場、木道の損傷、ぬかるみがありますので、登り下りとも慎重に歩きましょう。


御池登山道には中腹に熊沢田代と広沢田代の2つの湿原があり、イワショウブやミズギクなどが咲いていました。しばし疲れた足を休めて、池塘や越後方面・会津方面の山々の眺めながら休憩にいかがでしょう。


2,000m級の山々に囲まれた尾瀬国立公園には、日本百名山が3座(至仏山、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳)そびえています。本格的な登山道となりますので、装備と体調を整えて挑んでください。お帰りには麓の温泉で汗を流すのもいいですね。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと接触しないように、クマ鐘を鳴らして通行するとかクマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
◆尾瀬沼ナイトハイクのお知らせ
本日、夜19時から尾瀬沼ナイトハイクを予定しています。参加費は無料で、当日予約制です。
◆秋の特別トークショーのお知らせ
9月14日に歩荷さんをお呼びしてのトークショーを予定しています。参加費は無料です。 詳しくは、こちら<【尾瀬沼ビジターセンターのイベント情報】(歩荷さんトークショー)>をご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第四弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(三本カラマツ、ハクサンコザクラ、ヤマネ、アサギマダラ)

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