- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2025.08.24
2025年8月24日-尾瀬沼ビジターセンターより(夏の終わり)
=============================================================
尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================
■天気:曇りのち雨
気温 :21.3℃(9時)27.0℃(昨日の最高気温)16.1℃(今日の最低気温)
アサギマダラがハンゴンソウに止まっていました。ハンゴンソウの黄色い花にアサギマダラの美しい翔(はね)の模様が、よりいっそう引き立っていました。
ブログをご覧のみなさん、こんにちは!
昨夜は7時ぐらいからバケツをひっくり返したような雨が降りました。星空観察会を予定していましたが、急遽尾瀬のスライドショーに変更しました。今朝は雨も止んでしっとりとした空気に包まれています。
【長蔵小屋裏の第二展望デッキから望む燧ヶ岳】5:06am撮影

早朝の尾瀬沼は朝もやが漂い幻想的な風景を見られました。展望デッキのベンチには10人以上の人が佇み変わりゆく朝の風景を楽しまれていました。それにしても今年は水草が豊かです。
【長蔵小屋裏の第二展望デッキから望む三本カラマツ(尾瀬塚)】5:13am撮影

大江湿原の三本カラマツも朝もやに包まれていました。水面にうつる逆さ三本カラマツも見られました。
【色づくナナカマド】

第二展望デッキ付近のナナカマドの葉が朝露に濡れて赤く色づいていました。夏の終わりと秋の訪れをを感じさせられます。
【迷いコウモリ】

尾瀬沼公衆トイレにコウモリが迷い込んで3日目です。生きているか心配なのでそっと触ってみたら口を開けて歯を出しました。(まるで寝ているところを邪魔するなと言っているようです。)しばらく見守りたいと思います。
【大江湿原の尾瀬の看板周辺の様子】

大江湿原の尾瀬の看板のベンチ周辺ではアブラガヤが茶色く色づいていました。名前の由来は花の穂が茶色で油っぽい感じがするからだそうですが、油がとれるわけではないそうです。
【大江湿原の様子】

大江湿原のヤナギランの丘から望む三本カラマツ周辺の様子です。湿原の色が着々と緑から茶色に変わりつつあります。9月には美しい草紅葉(くさもみじ)が見られることでしょう。
【キベリタテハ】

ビジターセンターのテラスに設置された望遠鏡にキベリタテハが止まっていました。ワインレッドのベルベットのような翅(はね)と、ゴールドの縁取りと、ブルーの斑紋が並んでゴージャスです。キベリタテハは越冬するチョウなので尾瀬沼では5月頃から見られます。
ぜひ皆さんも尾瀬国立公園にいらして毎日変わっていく風景や風を感じてみてはいかがでしょうか。
※尾瀬沼地区においてツキノワグマの目撃報告があります。大江湿原と釜ッ堀湿原にクマ鐘を設置してあります。ツキノワグマと接触しないように、クマ鐘を鳴らして通行するとかクマ鈴を携行するなどの安全対策をお願いします。詳しくはこちらをご覧ください。
※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。
◆秋の特別トークショーのお知らせ
9月14日に歩荷さんをお呼びしてのトークショーを予定しています。参加費は無料です。 詳しくは、こちら<【尾瀬沼ビジターセンターのイベント情報】(歩荷さんトークショー)>をご覧ください。
【アクセス】
※沼山峠口
御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第四弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(三本カラマツ、ハクサンコザクラ、ヤマネ、アサギマダラ)

尾瀬沼ビジターセンター











