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  • 尾瀬沼ビジターセンターブログ
  • 2025.07.21

2025年7月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(お手軽散歩で新しい発見)

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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================

■天気:晴れのち雨

気温:19.9℃(9時)23.9℃(昨日の最高気温)14.5℃(今日の最低気温)

ブログをご覧のみなさま、こんにちは。

三連休もいよいよ最後、昼からは天気が崩れるという予報のため朝から帰途につかれた人も多く、昨日までの混み具合はひと段落ついた感じの尾瀬沼周辺です。

【ニッコウキスゲの様子】

先日のブログにもありましたが、ニッコウキスゲは大江湿原の中でも小淵沢田代分岐あたりを中心として群生しています。見頃はもう少し続くと思われますが、お早目のお越しをお勧めします。

【キンコウカ】

小淵沢田代分岐より少しビジターセンター寄りに、キンコウカの群生が二ヶ所ありました。一ヶ所は木道から10mくらい離れていますが、もう一ヶ所は2~3mと、割と見やすい距離でした。

【コバギボウシ】

あちこちで蕾が膨らんでいましたが、ようやく開花が始まったようです。これからこの薄紫の花も目を楽しませてくれます。

【オタカラコウ】

湿原の流れ沿いに生えるオタカラコウですが、木道近くに観察できる場所もあります。マルダバケブキに似た花ですが、花が頂部に集まるマルダバケブキに対し、写真のように穂状になるのがオタカラコウの特徴です。

さて、次はある植物を求めて浅湖湿原まで行ってみました。お花が少ない今は浅湖湿原で足を止める人も多くないですが、意外と見どころかもしれませんよ。

【コタヌキモ】

求めていた植物はこちらになります。流れの中で、人差し指の先ほどの黄色い花をつけるのはコタヌキモというお花で、食虫植物に分類されます。泥中の茎についた捕虫嚢という器官でミジンコ等を捕食します。

【エゾイトトンボの繁殖行動】

コタヌキモがある流れの上を、エゾイトトンボも多く飛び交っていました。その中で繁殖行動をしている姿を捉えることもできました。

【第二展望デッキ手前にアオサギ】

長蔵小屋裏の第二展望デッキから浅湖湿原が見えますが、同様に逆からも見えます。カメラを向けると手前にアオサギの姿がありました。ただ湿原の草が邪魔をして、展望デッキからはアオサギが見えていないと思われます。このように、場所を変えて見るだけで発見できるものもあります。

ビジターセンターから20分ほどで行ける浅湖湿原。気軽に散歩してくるだけで色々な発見があるかもしれません。


※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。

【アクセス】
※沼山峠口
 御池~沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
 大清水~一ノ瀬間の低公害車は運行中です。詳しくは、片品村HPをご確認ください。

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第三弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。(ヒツジグサ、ヤマネとニッコウキスゲ、ニッコウキスゲ、沼尻)

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