- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.07.18
2025年7月18日-山の鼻ビジターセンター(研究見本園の様子)
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お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
〇研究見本園の一部を閉鎖しています。
○長沢新道は長沢橋の破損、八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しています。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
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■天気:晴れ
気温:27.2℃(最高気温)11.2℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
関東では梅雨が明けて爽やかな青空が広がり、尾瀬はたくさんのハイカーさんで賑わっていました。
本日は、研究見本園の様子をお伝えします。
【至仏山と研究見本園の池塘】



青空に至仏山の山肌と木々の緑が映えています。逆さ至仏山が映る池塘には、ヒツジグサも咲き出し、オゼコウホネの黄色い花ももうすぐ咲きそうですよ。
【夏色に染まる】




研究見本園では色とりどりの花々が咲き出し、湿原が夏色に染まりとても賑やかになってきました。
【虫たちもお食事中】


たくさんのお花に囲まれ、虫たちも食事に大忙しのようです。
【オオジシギ】(6月14日撮影)

先月まで朝夕聴くことのできたオオジシギの「ズビーズビー」というラジオノイズのような鳴き声が、最近聴こえなくなりました。尾瀬での繁殖を終え、南の地へ旅立っていったのかもしれません。また来年も元気に尾瀬の空を飛び回る姿を見せてほしいですね。
オオジシギは、主に北海道と本州中部以北、サハリン南部で繁殖し、オーストラリアなどで越冬する渡り鳥です。繁殖期のオスは、求愛のために上空から「ザザザーッ」とジェット機のような風切り音を鳴らしながら急降下するディスプレイフライトを繰り返し、別名「雷シギ」とも呼ばれています。
朝、研究見本園や山小屋周辺では様々な鳥の鳴き声が聴こえ、運が良ければ姿を見ることもできます。山小屋に宿泊される方、朝早く尾瀬に入られる方はぜひ鳥の鳴き声に耳を澄ませてくださいね。
尾瀬では寒暖差が大きいため、防寒着を用意するとともに熱中症に注意していただき、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また雷注意報が出ている場合には、午後になると天気が急変し雷雨になることが多いです。計画的な登山で早めの行動を心がけてください。
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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が活発になってきました。
特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。16:00以降の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。

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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第二弾」「尾瀬 春から夏へ」です。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ミツガシワ)

尾瀬山の鼻ビジターセンター 川畑











