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尾瀬では、まだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
尾瀬においでになる際には、2025（令和7）年シーズンについての確認をお願い致します。=============================================================

■天気：曇り時々雨
気温：18.3℃（９時）24.7℃（昨日の最高気温）19.4℃（今日の最低気温）

ブログをご覧のみなさま、こんにちは。

今日は雨が降ったり止んだりの、はっきりしないお天気で、じっとしていると肌寒いくらいでした。街中なら雨で出かけるのはおっくうになりますが、山の中では雨もまた楽し。人が少ないので、周囲を気にせずゆっくりと写真を撮りながら歩けます。レインウェアなどでしっかりと防水準備をしたら、さあ出かけましょう。

【雨に煙る三本カラマツ】

【ニッコウキスゲに足を止め…】

沼山方面に帰るお客様が、ニッコウキスゲの美しさに思わず足を止めていました。雨が強かったので、ベンチには座らずに行かれましたが、名残惜しそうに見えました。

現在ニッコウキスゲは、6～7割咲いています。黄色く染まった湿原の遠景をぜひ尾瀬に来て、ご覧ください。咲いている花を一つ一つ間近で見るのも発見がありますよ。

【正面から】

花びらの太さが、太いもの３枚と細いもの３枚の組み合わせだと気付きます。

【横から】

ラッパのように外側に向かって開いている形がよく分かります。雄しべはクルッと上に向いていますね。この株には、つぼみがもう一つ付いています。

【細めの】

花びらが細いので、雌しべが長く出ているのが分かります。

【食べられた～】

なんと！こんなにかじられてしまった花は見たことがありません！シカならもっと花全部を食べるので、虫かナメクジかカタツムリではないでしょうか。

【コオニユリのつぼみ】

鮮やかなオレンジ色の花を咲かせるコオニユリ。二つ付いたつぼみが、左右対称に下向きに垂れて、水滴がつぼみの先に今にも落ちそうに溜まっています。初々しく、みずみずしくて「いいもの見つけた」という気持ちになりました。

【リュウキンカの種】

ミズバショウと同じころに、黄色の花を咲かせていたリュウキンカ。実がはじけて種が出ていました。左の写真の、しずく形のカップの中に、５～６個の種がそれぞれ入っています。雨を受けて、種が流されたのが右の写真です。違う個体ですが、種はきれいになくなってカップは空になっています。

雨の日も、楽しめる尾瀬を感じていただけたでしょうか。

尾瀬では、雨の予報が出ていても１日中降るというよりは、ザーッと降って、止んでまた降るというような、安定しない天候が夏の間続きます。意外に降らなかったり、日が差したりすることもあるので、雨が降ってもよい用意を整えて、ぜひお越しください。人気のない、静かな尾瀬を味わえること間違いなしです。

※尾瀬では、森の中と湿原で体感温度が違います。遮るものがない湿原では、晴れの日は暑く、風が吹くと寒く感じます。また、天候が変わりやすく、急に大雨が降ることもあります。帽子や日焼け止め、雨具を必ずお持ちください。

【アクセス】
※沼山峠口
　御池～沼山峠間のシャトルバスは運行中です。詳しくは、会津バスHPをご覧ください。
※大清水口
　大清水～一ノ瀬間の低公害車は、6月14日（土）より運行開始しています。詳しくは、片品村HPをご確認ください。

【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2025年「第三弾」は、尾瀬沼の夏シリーズです。（ヒツジグサ、ヤマネとニッコウキスゲ、ニッコウキスゲ、沼尻）

尾瀬沼ビジターセンター