- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2025.07.09
2025年7月9日-山の鼻ビジターセンター(至仏山の様子)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2025(令和7)年シーズンについての確認をお願いします。
【※注意】
○長沢新道は長沢橋の破損、八木沢道は八木沢橋の破損により当面の間通行できませんので、ご注意ください。詳細につきましては、【注意】尾瀬ケ原(竜宮・見晴地区)から富士見峠の通行止めについてをご参照ください。
○至仏山開山しました。ルールやマナーを守って安全にお楽しみください。
・山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は「上り専用」「下り禁止」です。
・至仏山にはトイレがありませんので、携帯トイレをご準備ください。
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■天気:晴れのち雨
■気温:30.5℃(最高気温)14.7℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
本日は開山から一週間が経過した至仏山の様子をお伝えします。
【早朝の東面登山道】

森林限界を抜けると雲間から朝日が差してきました。

中腹からは早朝の尾瀬ヶ原が望めました。
【出迎えてくれたお花たち】


至仏山を代表する花が咲いていました。蛇紋岩変形植物のホソバヒナウスユキソウは、既に多くが開花し準備万端で微笑みかけてくれています。蛇紋岩残存植物のオゼソウは、開花し始めでこれから増えていく様子です。


蛇紋岩変形植物のジョウシュウアズマギク、ジョウエツキバナノコマノツメも既に多くが開花しています。


雪解けと共に開花するユキワリソウも遅い春を待ちわびていた様子であちこちで開花していました。
イブキジャコウソウは、まだ蕾が多くこれからその芳香が広がる様子です。


ハクサンサイコ、ミネウスユキソウともに蕾の状態で、開花はこれからのようです。








森林限界を抜けた先では、登山道沿いのそこかしこでお花畑が出来ており、雪解けを待ちわびた花たちが先を争うように咲き競っていました。




目線を上げると、木々にも小さなお花が咲いていました。花たちの微笑みに、これまでの登山の疲れも癒されます。
【オヤマ沢田代】

オヤマ沢田代では、湿原の先までワタスゲ畑が広がっていました。
【登山道状況】


開山日に残雪が残っていた箇所は雪解けが進み、東面登山道から鳩待峠間で残雪はありません。
特にぬれた蛇紋岩は滑りますので注意が必要です。


破損した木道があります、注意して通行しましょう。植生保護柵の外側には踏出さないよう、お願いします。
山ノ鼻にある研究見本園の中に、至仏山の東面登山道の入口があります。研究見本園の入口に登山届のボックスがありますので、登山の際には忘れずに記入して、安全に山歩きをお楽しみください。なお、東面登山道は安全と植生保護のため、上り専用となっていますので鳩待峠の方に下山してください。
尾瀬では寒暖差が大きく、朝夕は涼しく過ごしやすいですが、晴れた日の日中は最高気温が30℃くらいまで上がることもあります。熱中症に注意し、十分な水分補給及び休憩を取るようお願いいたします。
また雷注意報が出ている場合には、午後になると天気が急変し雷雨になることが多いです。レインウェアを必ず持参し、計画的な登山で早めの行動を心がけてください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2025年「第二弾」「尾瀬 春から夏へ」です。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、タテヤマリンドウ、ヒメシャクナゲ、ミツガシワ)

尾瀬山の鼻ビジターセンター 新倉











