- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.10.15
2024年10月15日-尾瀬沼ビジターセンターより(秋本番の尾瀬沼)
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2024年の尾瀬シーズンも、あとわずかとなりました。尾瀬周辺のアクセス、各施設の営業終了(閉鎖)予定、尾瀬ヶ原の橋板撤去予定などについては、こちらの「2024年シーズンオフ関連情報」でご確認ください。
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■天気:晴れ時々曇り
■気温:10.6℃(9時)14.1℃(昨日の最高気温)未計測(今日の最低気温)
こんにちは♪
今日も朝から爽やかな天気となっています。連休からずっと晴れた日が続き、平日にもかかわらず多くの人が尾瀬沼を歩いています。
【草紅葉の大江湿原】
草紅葉もここ数日で、色に変化が見られました。赤みがかった色が抜け落ちてきて、いまは黄金色になりつつあります。陽光を浴びて風にそよぐと、金色の大海原のように美しく輝いています。
【ヤマドリゼンマイとレンゲツツジの紅葉】
木道脇のヤマドリゼンマイとレンゲツツジは、大江湿原の中では一際色が濃く目立ちます。
また、奥のダケカンバも徐々に黄葉が進んできています。
【三本カラマツ】
三本カラマツも少しずつ黄葉が始まりました。
カラマツは日本の針葉樹のうち唯一の落葉樹で、秋には葉を黄金色に染め、その後に落葉します。
【ツルリンドウ】
尾瀬沼北岸で、木道脇にツルリンドウを見つけました。よく似た植物で「テングノコヅチ」がありますが、ツルリンドウはやや大きく、巻き付くことがあり、腋生するなどの違いがあります。
【ヒカゲノカズラ】
尾瀬ではあちこちで見られる、ヒカゲノカズラです。地を這う姿はまるでコケのようですが、シダ植物になります。この先端付近から胞子を出し、風に乗って舞い散ります。
【沼尻の池塘】
沼尻の池塘には、紅葉したヒツジグサが多く見られます。天気の良い日には水面に青空が映り込み、紅葉との対比が大変美しいです。また、水中にはカンテンコケムシの姿もあり飽きることがありません。
今シーズンも残り僅か、秋も深まる静かな尾瀬を楽しみに訪れてはいかがでしょうか。
<ご注意>
◆ツキノワグマにご注意ください。出会い頭の事故にならないようにクマ鈴の携行などの安全対策をお願いします。
◆登山道には古くなって破損した木道や階段があります。割れたり、傾いたりしていますので気をつけて歩きましょう。
<お知らせ>
◎10月1日より会津バス沼山峠行きの発着が、「会津高原尾瀬口」から「会津田島」へと変更となりました。詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。合わせて御池~沼山峠間シャトルバスの運行時間も変更となります。詳しくはこちら(外部リンク)をご覧ください。
◎三条ノ滝園地について、老朽化した展望台の改修工事が始まっています。詳細につきましては、三条ノ滝園地通行止めのお知らせ をご参照ください。
◎富士見峠の公衆トイレは故障のためご利用できません、ご注意ください。
<ご案内>
◆「尾瀬からのお便り」
「尾瀬からのお便り」イベントを行っています。窓口でハガキ、切手等を準備しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。
◆見晴地区イベントは、今期は終了しました。
◆イベントの予定は、【尾瀬沼ビジターセンターのイベント情報】(8月~10月)をご確認ください。
◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
◆「夜のスライドショー」
金曜、土曜及び祝前日に宿泊者向けのイベントとして19時からスライドショーを開催しています。参加費は無料です。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問い合わせください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第四弾」はこれまで好評だったオコジョに加えて、尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ、木々の紅葉、エゾリンドウ、燧ヶ岳)
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