- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2024.08.01
2024年8月1日-山の鼻ビジターセンターより(研究見本園の様子)
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尾瀬にお出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:晴れ
■気温:26.7℃(最高気温)10.4℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今朝は久しぶりにひんやりとした空気につつまれ、爽やかな一日となりました。
本日は、研究見本園の様子をお伝えします。
【今朝の様子】
研究見本園にある池塘です。青空が広がり、至仏山が池塘にくっきりと映っていました。
【オゼコウホネ(尾瀬河骨)】
上の写真の池塘に、オゼコウホネがやっと咲きました。オゼコウホネは、尾瀬ヶ原で発見された植物で、めしべの先が赤いのが特徴です。研究見本園のこの池塘と、尾瀬ヶ原の「逆さ燧の池塘」で見られます。探してみてください。
【ドクゼリ(毒芹)】
ドクゼリの花のすぐ隣に、線香花火のような形の実がありました。球状なのは花と同じですが、実になると色がだいぶ変わります。名前の通り毒があります。
【ソバナ(蕎麦菜)】
ソバナの花が朝露に濡れて、輝いて見えました。研究見本園の右側入口付近に咲いています。
【ホオアカ(頬赤)】
湿原の低木にとまり、くちばしをいっぱいに開けてさえずっていました。すずめに似ていますが、頬が赤いのが特徴です。尾瀬では、ホオアカの鳴き方を「ヨッピのつりばしおちた」とご紹介しています。
【お知らせ】
◎三条ノ滝園地について、老朽化した展望台の改修工事を予定しています。
詳細につきましては、三条ノ滝園地通行止めのお知らせ をご参照ください。
◎富士見峠の公衆トイレは、故障のためご利用できません。ご注意ください。
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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が活発になってきました。
特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園の一部を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなります。17:00~6:00の間の研究見本園の散策は、控えていただきますようお願いいたします。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えます。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
山の鼻ビジターセンター窓口にて、ご寄付、募金、協力金等をしていただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2024年「第二弾」は夏の尾瀬シリーズです。
(ニッコウキスゲ、ワタスゲ、カキツバタ、レンゲツツジ)
尾瀬山の鼻ビジターセンター 天津