- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.07.27
2024年7月27日-尾瀬沼ビジターセンターより(夏から秋のお花たち)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。現在、尾瀬沼周辺の売店は営業していない日もあります。(昼食営業は一部のみ)自動販売機もありませんので、食べ物や飲み物のご持参をおすすめします。
お出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:曇り一時雨
■気温:20.8℃(9時)26.5℃(昨日の最高気温)18.2℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
午前中は曇り空ながら、時々薄日も射す穏やかな天気でした。昼頃から急に曇ってきて少し雨が降りました。不安定な天気が続いております。こまめな水分補給などの熱中症対策以外に雨具をお忘れなく。尾瀬の散策をお楽しみください。
ニッコウキスゲのピークは過ぎましたが、大江湿原の北側、小淵沢田代分岐から第三大江橋を渡った左側には、まだニッコウキスゲが多く咲いています。少し足をのばしてご覧になってみてはいかがですか。
他に大江湿原周辺で咲いているお花を紹介したいと思います。
【オタカラコウ】
オタカラコウは、葉が大きく草丈もあり、黄色の花はよく目立ちます。
【コバギボウシ】
湿原にたくさん咲いているコバギボウシ。淡い紫色の花は、優雅な感じがしますね。
【ミズギク】
先日まで1、2輪咲きはじめていたミズギクですが、いつの間にかたくさん咲いていて驚きました。
【トモエシオガマ】
名前のとおり、花が巴(渦巻き)のような形をしています。あまり目立つ花ではないので、周囲の草に紛れてしまい見つけられないかもしれません。
第二展望デッキのほうを歩いてみると、赤い実に目がとまりました。
【ハリブキ(実)】
ハリブキの実が、真っ赤に熟してよく目立ちます。ハリブキは葉の表裏、茎などすべてに鋭いトゲがありますので、ご注意ください。
【ニワトコ(実)】
ハリブキの群落の中にニワトコの木がありました。たくさんの小さな実が少し色づいてきて橙色になっています。もう少し熟すと真っ赤になります。ニワトコは、生薬としての利用もあるようですが、あの有名な映画の中で魔法使いの杖として使われていたことを覚えている方も多いのではないでしょうか。
他にもいろいろなお花が咲いています。また、これから咲く種類の花も多くありますので、これからどんな花が咲くのか楽しみです。
尾瀬は山岳地帯でもありますので、天候が急変することがあります。熱中症対策のほか、雨具などもお忘れなく。
<ご注意>
◆登山道には古くなって破損した木道や階段があります。割れたり、傾いたりしていますので気をつけて歩きましょう。
◆会津沼田街道(沼山峠~七入)では倒木や橋が流されている場所がありますので、通行の際には事前に確認をお願いします。
<お知らせ>
◎三条ノ滝園地について、老朽化した展望台の改修工事が予定されています。
詳細につきましては、三条ノ滝園地通行止めのお知らせ をご参照ください。
◎富士見峠の公衆トイレは故障のためご利用できません、ご注意ください。
◎三平下の公衆トイレは修理が終わり、使えるようになりました。
<ご案内>
◆「尾瀬からのお便り」
今年も「尾瀬からのお便り」イベントを始めました。窓口でハガキ、切手等を準備しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。
◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
◆「夜のスライドショー」
金曜、土曜及び祝前日に宿泊者向けのイベントとして夜19時からスライドショーを開催しています。参加費は無料です。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問い合わせください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第三弾」はこれまで好評だったオコジョに加えて、尾瀬沼の盛夏シリーズです。(ツマグロヒョウモンチョウ、ヒツジグサ、ニッコウキスゲ、コオニユリ)
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