- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2024.05.31
2024年5月31日-尾瀬沼ビジターセンターより(雨の大江湿原)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。現在、尾瀬沼周辺の売店は営業しておりません。(昼食営業は一部のみ)自動販売機もありませんので、食べ物や飲み物をご持参下さるようお願い致します。
お出かけの際には、2024(令和6)年シーズンについての確認をお願いします。============================================================
■天気:雨のち曇り
■気温:10.8℃(9時)21.1℃(昨日の最高気温)9.5℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さま こんにちは
今日は、雨の日の楽しみ方をお伝えします。
尾瀬は標高が高いのでお天気が変わりやすく、1日中ずっと晴れていることは珍しいくらいです。
「せっかく予約したのに雨予報…」と落ち込んでしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、雨の日にしか楽しめないものもあります!湿原歩きを、雨の日こそ楽しんで下さい!
【雨に透けるサンカヨウ】
第一展望台付近に咲いています。詳しくは、ビジターセンター職員にお尋ねください。
【何のつぼみでしょう?】
ひねったキャンディーの包みのように花びらを閉じているのは、タテヤマリンドウです。晴れた日には、星のような青い花を咲かせます。
【何の花でしょう?】
後ろ姿で失礼します。
お分かりになりましたか?
ミツバオウレン!
植物学者の牧野富太郎博士が大好きだった「バイカオウレン」の仲間です。とても小さなお花ですが、木道の近くにもたくさん咲いています。清楚で可愛らしい姿を、ぜひ探してみてください。
【黄色3兄弟】
左から、リュウキンカ、キジムシロ、シナノキンバイです。雨の中でも開いていたのはリュウキンカだけでした。拡大しているので花の大きさが同じように見えますが、一番小さいのはキジムシロ。むしろのように広がって咲いています。次に大きいのはリュウキンカ。ハート型の葉とワックスのようにつやつやした花が見分け方です。一番大きいのはシナノキンバイ。ドレスのような葉の上に、ぱっと目立つ花が咲きます。大江湿原の木道沿いに咲いていますので、探してみてください。
【釜ッ堀湿原のミズバショウ】
「もうミズバショウは終わりですか?」
というお問い合わせをいただきますが、ミズバショウは一斉に終わることはありません。葉が大きく育ったミズバショウが増えていますが、まだまだ小さなミズバショウも見られます。他の植物の芽もどんどん育っていますので、ミズバショウだけでなくぜひ、他のお花の名前も覚えて探してみてください。
<ご案内>
◆「尾瀬からのお便り」
今年も「尾瀬からのお便り」イベントを始めました。窓口でハガキ、切手等を準備しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。
◆自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」
午前9時からと昼12時30分から、毎日2回開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
◆「夜のスライドショー」
金曜、土曜及び祝前日に宿泊者向けのイベントとして夜19時からスライドショーを開催しています。参加費は無料です。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問い合わせください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2024年「第一弾」は尾瀬沼の早春シリーズです。(ミズバショウ・オコジョ)
尾瀬沼ビジターセンター