- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2023.10.23
2023年10月23日-尾瀬沼ビジターセンターより(紅葉は山から麓へ)
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〇既に今年度の営業を終了した山小屋が多く、食事や休憩のできる場所が限られます。尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年シーズンオフ関連情報」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
〇10月16日に、三条ノ滝は冬期通行止めとなりました。詳しくはこちらをご覧ください。
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■天気:曇りのち晴れ
6.6℃(9時)8.4℃(昨日の最高気温)0.1℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
昨日の雪から一転して、青空の広がる尾瀬沼周辺となりました。大江湿原の雪は溶けましたが、森林内など日陰には一部残雪があります。足元にお気をつけてご通行ください。
【今朝の大江湿原の様子】
薄らと雪化粧を纏った燧ヶ岳が見られました。燧ヶ岳の登山道には凍りついている箇所があるかと思います。登山をお考えの方はアイゼンなど冬山用の装備をお持ちください。
【沼尻公衆トイレ閉鎖お知らせ】
昨日で沼尻公衆トイレも閉鎖となりました。尾瀬沼周辺でご利用になれるのはビジターセンター近くの尾瀬沼公衆トイレ(10月31日まで)のみとなりますので、ご注意ください。
さて、尾瀬の紅葉は山から麓へと移ろいでいます。本日は各地の紅葉の様子についてお伝えします。
【尾瀬沼周辺の様子】
尾瀬沼周辺では黄葉の主役がダケカンバからカラマツへと移り変わっています。青空の中、黄色の葉をキラキラと輝かせていました。
【ブナ平の様子】
ブナ平付近は落ち葉が目立つようになってきたでしょうか。落ち葉は朽ちて栄養になるだけではなく、雨が直接地表に当たるのを防いで、土壌流出を和らげる機能を持ちます。夏の間、栄養を作り続けた葉は次の役目を果たします。
【モーカケの滝付近の様子】
モーカケの滝付近では、特に色鮮やかな紅葉や黄葉が見られました。秋の森は、紅葉の美しさだけではなく、落ち葉が作り出す独特の甘い香り、落ち葉の上を歩くときの「シャカッシャカッ」という音、肌寒さなど五感で秋を堪能することができます。モーカケの滝には駐車場と展望台もありますので、車で来られた方は是非お立ち寄りください。
尾瀬沼周辺は秋と冬が交互に来るような季節となりました。必ず防寒着をお持ちになり、交通機関の運行状況についてご確認の上、お越しください。
<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日午前9時からと午後0時半からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
※詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問合せください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
お待ちしております。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2023年「第三弾」は尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ・会津駒ヶ岳・ヒツジグサ・燧ヶ岳)
尾瀬沼ビジターセンター