- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2023.10.07
2023年10月7日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳初冠雪翌日の尾瀬沼周辺の様子)
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〇尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年シーズンオフ関連情報」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
〇三条ノ滝への登山道は、木道改修工事が終了し通行可能となりました。また、10月16日に三条ノ滝展望台の手すりが撤去され冬期通行止めとなります。詳しくはこちらをご覧ください。
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■天気:雨
■気温:4.9℃(9時)6.2℃(昨日の最高気温)2.9℃(今日の最低気温)
こんにちは。
3連休初日は雨でスタートしました。昨日から気温はほとんど変動がなく、まるで冷蔵庫の中にいるような寒さです。このような天候にも関わらず、尾瀬沼ビジターセンターには多くのハイカーの皆様が立ち寄ってくださっています。
昨日のブログにて燧ヶ岳の初冠雪について報告させていただきました(2023年10月6日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳初冠雪))。本日は、尾瀬沼周辺を巡回して参りましたので、燧ヶ岳初冠雪後の様子について報告します。
【沼尻休憩所付近から燧ヶ岳をのぞむ】
沼尻休憩所には多くのハイカーの方が休憩されており、それぞれ目的地に向かって出発していきました。燧ヶ岳はほとんど雲に覆われ、裾野は雪でうっすらと白くなっています。
【尾瀬沼周辺の登山道の様子】
尾瀬沼を周回する登山道には降雪はありませんでした。しかし、雨と落ち葉で非常に滑りやすくなっておりますので、足元に気をつけて散策を楽しんでください。
【イカケバ付近の樹木の色づき】
尾瀬沼南岸にある細長く入り込んだ入り江付近にイカケバと呼ばれる場所があります。昔、尾瀬沼で鋳掛屋(鋳造された鍋、釜などの鋳物製品の修理をする人)が溺れ、その遺体が漂着したのがこの付近だったことから、イカケバと呼ばれるようになったと伝わっています。
ここ数日の冷え込みの影響によるものなのか、樹木の色づきがぐっと加速しているように感じます。
【大清水平への分岐】
沼尻から三平下へ向かって45分ほど進んだところに、大清水平への分岐があります。大清水平は、皿伏山、白尾山への登山道の途中にあるひっそりとした小さな湿原です。大清水平までの登山道は倒木が多く、一部不明瞭な箇所もありますので、ピンクテープやマーキングなどを確認しながら進んでください。
【大清水平から皿伏山、白尾山方面をのぞむ】
大清水平の草紅葉はピークを迎えていました。皿伏山、白尾山方面の山々も山頂付近が雪でうっすらと白く覆われていました。大清水平から皿伏山、白尾山方面へ行く場合はご注意ください。
【早稲の砂風からの眺望】
尾瀬沼東岸にある早稲の砂風。天気がよければ燧ヶ岳を一望できるビュースポットです。今日は白い雲が燧ヶ岳をすっぽり覆っていました。山肌を雪が白く染めています。
尾瀬沼周辺は急速に晩秋から初冬へと季節が移ろっています。しっかりとした防寒、防風対策のうえ、散策を楽しんでください。
<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日午前9時からと午後0時半からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
その他、
◆「尾瀬からのお便り」イベントを実施しております。檜枝岐郵便局限定の尾瀬の風景印が押印された「尾瀬からお便り」を出してみてはいかがでしょうか。
◆金曜、土曜及び祝前日の19時からは「夜のスライドショー」を開催しています。
◆「秋の星空観察会」10月8日(日)、9日(月)、10日(火)、12日(木)、13日(金)、15日(日)
※野外イベントは何れも「当日予約制」(見晴地区のイベントは除く)です。尾瀬沼ビジターセンター窓口にて当日お申し込みください。(事前予約は受け付けておりません。)
詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問合せください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
どのイベントも無料ですので、どうぞ、ご参加ください。
お待ちしております。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2023年「第三弾」は尾瀬沼の秋シリーズです。(三本カラマツ・会津駒ヶ岳・ヒツジグサ・燧ヶ岳)
尾瀬沼ビジターセンター