- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2023.08.18
2023年8月18日-山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻~至仏山~鳩待峠間の様子)
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〇 尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
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■天気:晴れのち曇り
■気温:30.1℃(最高気温) 15.1℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
深夜の雨も朝方にはあがり、至仏山山頂には雲がかかっていましたが、尾瀬ヶ原は快晴でした。
本日は、東面登山道経由で至仏山山頂から鳩待峠間を巡回しましたので、その様子をご紹介いたします。
【ホツツジ ホソバコゴメグサ】
東面登山道でたくさん見られました。
【東面登山道の様子】
東面登山道では、蛇篭が傷んでいる箇所がありますので針金に注意してください。
また、斜めになった木道階段や蛇紋岩は濡れると特に滑りやすいので注意してください。
植生保護柵が設置してありますので、中には立ち入らないようご協力をお願いいたします。
【至仏山山頂の様子】
山頂から西側では、雲海が見られました。ガスがかかってなかなか見えなかった東側の尾瀬ヶ原が少しだけ顔を出しました。
【至仏山~小至仏山間】
ミヤマウイキョウとヒメシャジンが花盛りでした。
ミヤマウイキョウと似ているシラネニンジンも見られ、お花畑になっていました。
【原見岩から望む尾瀬ヶ原の様子】
ここに来てやっと尾瀬ヶ原の姿が見えました。燧ヶ岳の裾野も姿を現しました。
【見つけた昆虫】
フキバッタとミズナラハボタンタマフシ
フキバッタは至仏山に見られる不思議なバッタで、羽が退化してありません。イクラの様に見える正体は「虫こぶ」、虫などの寄生によって植物の一部が肥大化・奇変形したものです。
・湿原の草もみじ、木々の紅葉が日々秋に近づいていることを感じます。そんな尾瀬ヶ原にぜひお越しください。
・朝夕のクマの活動時間は遭遇する危険性が高くなりますので、16時以降の散策などは十分に注意してください。
・尾瀬は山岳地帯ですので、天気の急変や、雨により急に気温が下がることがあります。レインウエア、防寒着を持参し、気温に合わせて調節することをお勧めします。また、日中は日焼け対策をしたり、水分を十分に取ったり、熱中症対策もしましょう。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えるようになりました。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2023年「第三弾」は尾瀬の人気者シリーズです。(イトトンボ・アサギマダラ・ミヤマカラスアゲハ・ヤマネ・オコジョ・カケス・オオジシギ・ホウアカ・ノビタキ・歩荷さん)
尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺