- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2023.07.18
2023年7月18日-山の鼻ビジターセンターより(尾瀬ヶ原の様子)
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〇 尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇「研究見本園」一部閉鎖中です。こちらをご確認ください。
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■天気:晴れ
■気温:28.0℃(最高気温) 14.6℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
30℃を越える暑さになった三連休明けの今日は、さわやかな風が吹く気持ちの良い一日となりました。
今回は、そんな尾瀬ヶ原の様子をお伝えします。
【トモエソウ(巴草)】
山ノ鼻から尾瀬ヶ原に向かう木道の間に咲いています。直径5cmくらいの大きな花でとても目立ちます。花びらが巴形にねじれていることからこの名がつきました。
【ミヤマワレモコウ(深山吾亦紅)】
ミヤマワレモコウのつぼみが大きくなってきました。
【モウセンゴケ(毛氈苔)の花】
今、モウセンゴケは花が咲いています。6~7mmくらいの白い小さな花で、根元から独立して花茎を伸ばします。右の写真はつぼみの様子です。
【オニシモツケ(鬼下野)】
湿原の拠水林付近などで見られます。名前の由来は、大型のシモツケソウという意味です。生き物の名前には、しばしば大きなものに「オニ」と付くことがあります。よく見ると、白い小さな花と紫がかったつぼみがきれいです。
【ムツボシオニグモ】
腹の部分が黄色のクモを見つけました。3cmくらいの大きなクモです。
尾瀬は山岳地帯ですので、天気の急変や、雨により急に気温が下がることがあります。レインウエア、防寒着を持参し、気温に合わせて調節することをお勧めします。
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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が始まりました。
特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなりますので十分注意してください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えるようになりました。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2023年「第二弾」は尾瀬の湿原を彩る植物シリーズです。(ワタスゲ・ニッコウキスゲ・レンゲツツジ・カキツバタ)
尾瀬山の鼻ビジターセンター 天津