- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2023.07.14
2023年7月14日-尾瀬沼ビジターセンターより(花の会津駒ヶ岳)
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〇尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇【尾瀬Instagram投稿キャンペーン 写真募集中!】
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■天気:雨のち曇り
■気温:16.5℃(9時)21.2℃(昨日の最高気温)15.0℃(今日の最低気温)
ブログをご覧のみなさん、こんにちは♪
今日は朝から雨がしとしと降り、静かな大江湿原となっています。
【大江湿原のニッコウキスゲ】
さて、先日7月12日に休日を利用して会津駒ヶ岳登山へ行ってきましたので、そのときの様子をお伝えします。
【御池から大杉岳にかけて】
御池から大杉岳にかけての登山道ではゴゼンタチバナやギンリョウソウが数多く見られます。またカニコウモリも少しずつ蕾をつけ始めていました。他にも、タニギキョウやハナニガナ、ミズキの花が見られました。御池から大杉岳にかけては急登が続きますので、息を整えながらゆっくりと登りましょう。
【大杉岳の湿原】
大杉岳から5分ほど北に進むと湿原が広がり展望が開けます。ミツバオウレンの群生の中にイワカガミがピンク色のアクセントを加えていました。他にも、タテヤマリンドウ、ツマトリソウ、ワタスゲ(果穂)などが見られました。大杉岳から先の稜線はぬかるんでいる箇所が多いので足元にお気をつけください。
【電発避難小屋付近の様子】
電発避難小屋付近では、その名の通り、触ると少しネバネバとするネバリノギランが姿を見せていました。他にもアカモノやギョウジャニンニクの花などが見られました。なお、電発避難小屋は一般登山者の利用はできませんのでご注意下さい。
【大津岐峠の花々】
大津岐峠ではクルマユリやオオバギボウシなど尾瀬沼周辺や燧ヶ岳に生育している花とは少し違う花々が見られました。
【会津駒ヶ岳山頂付近】
山頂付近では会津駒ヶ岳の象徴とも言えるハクサンコザクラが見頃を迎えています。チングルマは他にもピンク色の個体が見られるそうなので是非探してみてください。他にもミヤマセンキュウ、ゴゼンタチバナ、イワイチョウ、マイヅルソウなどが数多く見られました。
【雨にお気をつけて】
お天気が不安定な日が続いています。雨降りの日はカエルの観察には良い天気ですが、体が濡れると体感温度が下がり、真夏でも非常に寒さを感じます。尾瀬は山岳地帯であり、麓とは異なる天気の変化が見られることもあります。必ずレインウェア等の雨具をお持ちになってお越し下さい。
<ご案内>
◆尾瀬沼ビジターセンターでは、毎日9時からと12時30分からの2回、自然観察会「尾瀬を感じるミニツアー」を開催しています。参加費は無料ですので、どうぞ、ご参加ください(雨でも開催しています)。
その他に、
◆金曜、土曜及び祝前日の19時からは「夜のスライドショー」を開催しています。
◆今月16日(日)、17日(月)、18日(火)には「夏の星空観察会」を開催します。
◆7月20日(木)に「尾瀬de早起き野鳥観察会」を開催します。
1回目 午前4:30~6:00(随時)、2回目 午前6:30~9:00(随時)
詳しくは、尾瀬沼ビジターセンターまでお問合せください。
電話:090-8137-6006(7:30~16:00)
どのイベントも無料ですので、どうぞ、ご参加ください。
お待ちしております。
【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジを差し上げています。
2023年「第一弾」は尾瀬沼の初夏シリーズです。(朝霧の大江湿原・ノアザミとアサギマダラ・燧ヶ岳と夕焼け・ニッコウキスゲ)
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