- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2023.07.11
2023年7月11日-山の鼻ビジターセンターより(山ノ鼻周辺の様子)
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〇 尾瀬への入山にあたっては「2023(令和5)年尾瀬シーズンについて」や「安全登山のススメ」をご確認ください。
〇「研究見本園」一部閉鎖中です。こちらをご確認ください。
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■天気:晴れ時々曇り
■気温:27.8℃(最高気温) 15.8℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは
本日は山ノ鼻周辺の様子をお伝えします。
【セセリチョウ】
ノアザミとオゼコウホネにとまっていました。
セセリチョウの名前の由来は「せせる」からきています。 せせるとは、尖ったもので突き回すことを指す言葉で、セセリチョウの仲間が花のミツを吸う時に口吻を突き立てながらミツを吸っている様子から名付けられました。尾瀬にも数種類のセセリチョウがいるので是非探してみてください。
【アキアカネ】
低地で発生したこのトンボは最初は赤くはないのですが、尾瀬などの高地で夏を過ごし、真っ赤になったのちに低地へと帰っていきます。朝になると拠水林から一斉に飛び出してきます。
【ハナニガナ】
平地にあるニガナの変種で湿原によく見られます。
【至仏山】
今日の至仏山です。山ノ鼻から至仏山山頂に続く東面登山道は蛇紋岩で構成されており、大変滑りやすくなっています。登山者の安全と植生保護の観点から上り専用となっていますのでご理解ご協力ください。
※至仏山にはトイレがないので、携帯トイレをお持ちください。
尾瀬ヶ原は、陽射しを遮るものがないため、帽子を被りこまめな水分補給を心がけてください。また、尾瀬は山岳地帯ですので、天気の急変や、雨により急に気温が下がることがあります。レインウエア、防寒着を持参し、気温に合わせて調節することをお勧めします。
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ツキノワグマに御注意ください。ツキノワグマとの共存
ツキノワグマによるミズバショウの実の採食が始まりました。
特に、山ノ鼻地区の研究見本園内はツキノワグマが集中する場所ですので、入山者の皆さんの安全を第一として研究見本園を一時閉鎖することとなりました。ご理解とご協力をお願いすると共にクマ鈴の携帯や、声を出すなど安全対策をお願いいたします。
・至仏山入口は、研究見本園入口と共通ですので、至仏山へ行かれる方は十分注意して通行してください。
・朝、夕のクマの活動時間では、遭遇する危険性が高くなりますので十分注意してください。
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☆公衆トイレのご協力金としていただいているチップに、PayPay(電子決済)が使えるようになりました。
どうぞご利用ください。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
ご寄付をいただいた方にオリジナルのバッジ・マグネットを差し上げています。
2023年「第二弾」は尾瀬の湿原を彩る植物シリーズです。(ワタスゲ・ニッコウキスゲ・レンゲツツジ・カキツバタ)
尾瀬山の鼻ビジターセンター 稲村