- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2023.05.21
2023年5月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(残雪と新緑の燧裏林道)
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尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には、2023(令和5)年尾瀬シーズンについての確認をお願い致します。
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■天気:晴れ
■気温:14.8℃(9時)19.2℃(昨日の最高気温)8.2℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
尾瀬沼周辺は日に日に暖かくなり、大江湿原で見られるミズバショウの数もより一層多くなっています。
【大江湿原のミズバショウ】
さて、5月19日に休日を利用して燧裏林道を散策してきましたので、そのときの様子をお知らせします。
【御池田代のミズバショウ】
燧裏林道の起点となる御池田代ではミズバショウが少しずつ姿を見せ始めています。御池田代は御池駐車場から歩いてすぐの場所にありますので、目的地が燧裏林道以外の方も是非お立ち寄りください。
御池田代から燧裏林道へ入山すると、尾瀬ヶ原へ抜けるまで、トイレ休憩や食料・飲料水の確保ができなくなります。御池で準備を済ませてからご入山ください。
【登山道の残雪】
燧裏林道全体を通して、昨年の同じ時期よりも残雪は少ないですが、木陰や沢沿いには残雪が多く歩きにくい場所があります。足元にお気をつけてご通行ください。
【辺り一面のタムシバ】
森の中を歩いていると甘い香りが漂ってきました。見回すと辺り一面に白い花、タムシバが咲き誇り見頃を迎えています。顔を花に近づけると、より一層強い香りを楽しめます。段吉新道で多くの花が見られました。見晴地区へお越しの方は少しだけ足を延ばしてみることをオススメします。
【木々の花々】
①ムラサキヤシオ。1つ2つと花を咲かせていました。蕾が多くあり、これからが楽しみです。➁オオカメノキ。青々とした若葉に白い装飾花が映えます。③クロモジ。柔らかな花はヤマネの大切な食糧となります。④ウリハダカエデ。果物の房のようなお花が特徴的です。裏燧橋から眺められます。
【足元の花々】
①ワタスゲ。湿原内で花を咲かせています。白い綿毛を見せる季節が楽しみです。➁コミヤマカタバミ。足元をよく見ていないと見過ごしてしまいます。落ち葉の中にひっそりとたたずんでいました。③ショウジョウバカマ。湿原内ではまだまだ小さな蕾のものが多いですが、森林内では栄養状態が良いのか大きな花を咲かせています。④ネコノメソウ。2株並んで咲いているところを見ると本当に猫の目のように見えてきます。
【見晴にて】
長い林道歩きを終えて見晴地区に到着すると至仏山を背景にミズバショウを楽しめます。尾瀬の森林をたっぷりと堪能できる燧裏林道を是非歩いてみませんか?
【夜のスライドショー開始!】
昨夜は、尾瀬沼ビジターセンターで今シーズンの夜のスライドショーが初開催となり、10名以上の方々にお集まりいただきました。ご参加の皆様、ご清聴いただきありがとうございました。夜のスライドショーでは尾瀬の自然や歴史について、ビジターセンターの管理員があれやこれやとお話いたします。主に金曜夜・土曜夜(休日前夜)に開催しておりますので、尾瀬沼地区へご宿泊の方は是非ご参加ください。
尾瀬沼ビジターセンター