- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2022.08.31
2022年8月31日ー山の鼻ビジターセンターより(花と実)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの各施設の営業予定についてはこちらのページをご参照ください。
一ノ瀬公衆トイレが使用できなくなっています。
(詳しくはこちらのページをご参照ください。)
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■ 天気:曇り
■ 気温:22.2℃(最高気温) 16.6℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
8月も最終日となりましたが、尾瀬では春からの花のリレーがまだ続いています。さらに、いろいろな実も見られるようになりました。
【ゲンノショウコ 花と実】
この花から、こんな形の実になるなんておもしろいです。
【ツルニンジン 花と実】
花が終わった後、ガクが星の形になります。
【見本園のミズバショウ R4.6.10撮影】
冬に積雪が多かったため、今年度の見本園は雪解けが遅く、雪が解けた後にミズバショウが一気にたくさん咲きました。
ミズバショウは、白いところを仏炎苞といい、花をまもるために葉が変形したものといわれています。
赤丸で囲んでいる部分の黄色い一つ一つが花で、約200個以上もついています。
実が熟すと水の中ではじけてゼリー状になり、種が水の流れに乗って下流でまた花を咲かせます。
また、この実をツキノワグマが大好きでよく食べます。色々な場所で糞をするので、ミズバショウはツキノワグマに食べられることによって分布を広げることができます。
見本園のミズバショウの実は、ツキノワグマが食べてほとんどなくなりました。
クマたちは、次のおいしい食べ物を求めて、実りが始まった山へ戻ったのかもしれません。
見本園の閉鎖を一部解除し、半周歩けるようになりました。まだサワギキョウやイワショウブ、ヒツジグサなどの花が咲いています。
山ノ鼻に来ましたら、ぜひ訪れてみてください。
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<お知らせ>
※植物研究見本園の閉鎖につきまして、安全が確認されたため一部閉鎖を解除いたしました。
※山ノ鼻キャンプ場についてのお問い合わせはこちらへお願いいたします。
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【尾瀬保護財団では広く寄付をお願いしております】
200円以上のご寄付を頂いた方に缶バッチを差し上げています。
2022年第四弾 12種の「尾瀬のいきもの」シリーズ
【配布期間:無くなり次第終了】
尾瀬山の鼻ビジターセンター 渡辺