- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.07.08
2022年7月8日-尾瀬沼ビジターセンターより(心地よい風にたなびくワタスゲ)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
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2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。詳しくはこちらのページをご参考ください。
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■天気:曇り時々晴れ
■気温:18.4℃(9時)25.9℃(昨日の最高気温)13.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
例年7月上旬はどんよりした曇り空が多い時期ですが、梅雨明けが早かった今年の尾瀬沼・大江湿原は、モコモコした感じの夏雲と青い空、太陽が眩しく、しっかり気温も高めに推移しています。
降りそそぐ陽射しが湿原を青々と照らし、そしてワタスゲの白さが映えています。
ワタスゲ、見頃を迎えています。!!
大江湿原は奥行きが1.5㎞程有りますが、満遍なくワタスゲの果穂が楽しめます。
【ニッコウキスゲ】
好天に恵まれニッコウキスゲも華やかになってきました。
木道沿いを歩くと「今年は蕾が多そう!?」と感じます。
ニッコウキスゲの見頃は来週後半くらいからになると思われますが、咲き始めが早かった場所ではワタスゲなどのお花と一緒に楽しめます。
【ヤナギトラノオ】
6月後半からは草丈が高くなる植物が勢いを増して湿原を覆ってきます。
ワタスゲやニッコウキスゲなどは草丈の高い植物が気にならずに目につきますが、湿原の中には草丈の低いお花も沢山咲いているのを見ることが出来ます。
ヤナギトラノオもそんなお花のうちの一つ。
ヌマガヤなどに覆われてやや見つけ辛いお花ですが、見過ごさないように湿原のなかも眼を凝らしてみて下さい。
【ハナニガナ】
ハナニガナも大江湿原で見ることが出来ます。
花色は黄色が多く見られますが、白色のハナニガナも見られますので、探してみて下さい。
(今、大江湿原と尾瀬沼周辺で見られるお花)
レンゲツツジ、ヒオウギアヤメ、カキツバタ、ハクサンチドリ、ノビネチドリ、タテヤマリンドウ、ツマトリソウ、マイズルソウ、ミヤマカラマツソウ、コバイケイソウ、オオバタチツボスミレ、ムラサキコマノツメ、ズダヤクシュ、など
(沼山峠)
アカモノ、ゴゼンタチバナ、ギンリョウソウ、など
(蕾が大きくなってきたお花)
ノアザミ、コオニユリ、ヤマオダマキ、など
お花のリレーを確かめに是非とも大江湿原に足をお運び下さい。
*木道や施設を歩く際は、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター