- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2022.06.21
2022年6月21日-尾瀬沼ビジターセンターより(尾瀬沼周辺の生き物たち)
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尾瀬への入山にあたっては「安全登山のススメ」をご確認ください。
2022年(令和4年)シーズンの交通規制や各施設の営業予定についてはこちらのページをご参考ください。
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2022年シーズン中に尾瀬国立公園内で撮影したお気に入りの写真をInstagramに「#尾瀬フォト2022」 とハッシュタグを付けて投稿してください。
詳しくはこちらのページをご参考ください。
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■天気:曇り
■気温:14.2℃(9時)22.6℃(昨日の最高気温)13.0℃(今日の最低気温)
皆さんこんにちは♪
尾瀬といえばお花を楽しみにいらっしゃる方が多数かもしれませんが、本日は他の生き物についてお見せしていきたいと思います。
6月も下旬に入り、様々な生き物が活発に活動を始めています。
今まで姿をあまり見せなかったものも、木道脇にその姿を見られるようになりました。
【オタマジャクシ】
これは流れのほとんどない水場で、たくさんのオタマジャクシを見つけたものです。
その近くには、まだ蛙の卵が残っていました。
尾瀬沼では蛙の声が徐々に大きくなってきています。
このオタマジャクシたちが大きくなれば、さらに大合唱になることでしょう。
尾瀬沼南岸を歩いていると、木道の上から沼の岸辺に光るものがたくさん見えました。
写真でではちょっとわかりにくいかもしれませんが、たくさんの魚の群れです。
魚影が反転したときに、高い体高と腹側が白っぽい姿を確認しフナだとわかりました。
ちなみに南岸に限らず、尾瀬沼の岸辺のあちこちで確認できます。
尾瀬沼の水面に多数の波紋が見られた時には、フナの群れかもしれません。
また、沢にはアブラハヤやイワナの姿もたくさん確認できます。
種類によって模様や体の形が異なるので、その違いを探してみてください。
木道を歩いていると、目の前を跳んでいくツチガエルに出会いました。
雨上がりの尾瀬の道は、普段会えない生き物に出会えます。
なかなか逃げないこの子は、ゆっくりアップで撮影させてくれました。
沼尻の池塘には、多くの虫たちの姿を見ることができました。
ゲンゴロウの仲間や、ヤゴを初めとする肉食性の水生昆虫です。
ほかにも数種類の昆虫や、アカハライモリを見かけましたが、すぐに逃げられてしまいカメラで撮影することはできませんでした。
湿原や池塘には、多様な生物が共生し、あるいはそれを食料とする小型動物も訪れます。
それもまた、湿原の魅力の一つとなっています。
皆様もお時間あるときには、ぜひ水の中を眺めてみてください。
新しい発見があるかもしれません。
*燧ヶ岳および尾瀬沼周辺の登山道でも残雪がありますので、充分に注意して歩いてください。
*木道や施設を歩く際はアイゼンを取り外し、ストックにはキャップを付けましょう。
*体調に不安のある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター