- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.10.12
2021年10月12日-尾瀬沼ビジターセンターより(山小屋主人が語る「尾瀬ひのえまたの魅力」)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨
■気温:13.8℃(9時)20.3℃(昨日の最高気温)13.2℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
今日の尾瀬沼は霧雨、あまり風は強くなく薄暗い日となりました。
尾瀬沼周辺のダケカンバ等は葉を落とし始め、木道や林床に落ち葉が目立ち始めています。
昨日は、夜のイベント『山小屋主人が語る「尾瀬ひのえまたの魅力」』を開催しましたので、その様子をご紹介致します。
今回は尾瀬沼ヒュッテの星勇人(はやと)支配人に以下のような内容でお話をお伺いしました。
1)自己紹介
2)尾瀬沼ヒュッテの歴史
3)山小屋の苦労話
コロナの影響、人手不足、物資輸送、山小屋の除雪、傷病対応、
4)尾瀬ひのえまたの魅力
尾瀬沼、燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、見晴・赤田代、帝釈山・田代山
5)オススメポイント
会津駒ヶ岳・中門岳、上田代・熊沢田代
6)檜枝岐村の魅力
檜枝岐歌舞伎、橋場のばんば、日帰り温泉、山人(やまうど)料理
【オープニング】
進行役は尾瀬沼ビジターセンターの阪路が務めさせていただきました。
【星勇人支配人】
檜枝岐歌舞伎の演者でもある星勇人さんは、今年度より尾瀬沼ヒュッテの支配人に就かれています。
かつてお父様も尾瀬沼ヒュッテの支配人をされていたとの事です。
【山小屋の苦労話】
山小屋の苦労話では、コロナの影響による宿泊客の減少、従業員確保の難しさ、物資輸送をヘリコプターに頼る事、傷病者への対応、冬期2mを超える積雪がある尾瀬での除雪作業の大変さなどのお話を伺いました。
【檜枝岐村の魅力】
檜枝岐村の歴史は『鳴くよ(794年)ウグイス平安京』まで遡る事から始まり、檜枝岐村の3つの姓、星さん、平野さん、橘さんの由来のお話、檜枝岐歌舞伎の起源や現在の演目などについてお話をお伺いしました。
【檜枝岐歌舞伎の兜と小道具】
檜枝岐歌舞伎では兜や道具類までも手作りしているとのこと。幾つか貴重な道具類をお持ちいただきました。
【お土産】
今回イベントに参加された皆様には、特別にサンショウウオの燻製と栃のハチミツをお土産としてお持ち帰りいただきました。
今回は45分程の時間でしたが、尾瀬と檜枝岐村についての貴重なお話をお伺いすることが出来ました。
星勇人支配人、ありがとうございました。
尾瀬沼ビジターセンターでは、今後も尾瀬沼近隣だけでなく檜枝岐村の魅力なども広くお伝えし一人でも多くの皆さんが尾瀬や檜枝岐村のファンとなっていただけるようにイベント・企画を開催していきます。
どうぞ各種イベント・企画に奮ってご参加ください。
今シーズンも残りわずかとなってきました。
*各施設の営業終了・閉鎖予定についてはこちらをご確認ください。
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター