- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.10.02
2021年10月2日—山の鼻ビジターセンターより(木道のお話)
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2021年(令和3年)の尾瀬シーズンも、残り僅かになりました。
2021年(令和3年)シーズンの各施設の営業終了・閉鎖予定について随時更新しておりますのでこちらのページでご確認ください。
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
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■ 天気:晴れ
■ 気温:18.8℃(最高気温) 11.2℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
心配された台風の影響もそれほどなく、雨も朝のうちにはやみました。
尾瀬ヶ原は草紅葉が色濃くなり、周りの樹木の紅葉も進んでいます。
シラカバの木も黄葉し、下から見上げる至仏山も、秋の装いになっています。
尾瀬国立公園には約65㎞の木道が設置されています。湿原の中に設置されている木道は、尾瀬ならではの風景を作り出しています。
木道の設置目的は、かつてはぬかるみを歩きやすくするためでしたが、現在では湿原を守るためという目的に変わっています。
この木道ですが、防腐剤を使用していないため、寿命は約10年程です。現在、尾瀬ヶ原では木道の付け替え工事をしている所や、これから工事が始まる所があります。
下ノ大堀のミズバショウ群生地観察路の木道と
竜宮十字路迂廻路の木道は新しく付け替えられました。
木道工事の資材はヘリコプターで運ばれ、すべて人の手で工事が行われます。古い木道はヘリコプターで尾瀬の外へ運ばれて、処理されます。再生紙に生まれ変わる物もあります。
木道の端には焼き印があり、設置年と管理している機関がわかります。見つけてみて下さい。
環境省が2020年設置
段差がある所や、劣化している箇所もありますので、足元に注意しながら歩かれて下さい。
昨日(10/1)から山の鼻ビジターセンターは開館しています。尾瀬で見られる植物や生き物、山の情報等掲示しておりますので、尾瀬ヶ原散策の前に是非お立ち寄り下さい。
尾瀬に関する情報を頭に入れてから散策されると、いろいろな発見があるかもしれません。
晴れていても、吹く風は冷たくなってきています。防寒対策をしてお出かけ下さい。
担当:加藤