- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.09.29
2021年9月29日—山の鼻ビジターセンターより(鳩待峠~尾瀬ヶ原の様子)
===================================================================
2021(令和3)年の尾瀬シーズンも、残り僅かになりました。
2021年(令和3年)シーズンの各施設の営業終了・閉鎖予定について随時更新しております
のでこちらのページでご確認ください。
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
山の鼻ビジターセンターは新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、現在閉館中です。
詳しくはこちらをご覧ください。
===================================================================
■ 天気:晴れ
■ 気温:20.3℃(最高気温) 8.4℃(最低気温)
今朝鳩待峠から尾瀬ヶ原(上田代)を巡視しましたので、その様子を紹介します。
鳩待峠には数人のハイカーが入山の準備をしていました。尾瀬ヶ原方面は青空が広がっていました。林内に入りしばらくするとメボソムシクイの鳴き声と沢の音が聞こえる静かな登山道を下って行きます。
尾瀬ヶ原に入るとハイカーはまばらで、秋風が爽やかに吹き、ホオアカの鳴き声が時々聞こえる程度で、静かな湿原が広がっていました。
鳩待峠(1591m)
鳩待峠付近の樹木は少し色付いてきました。
木道にプレートあり
木道の要所々に位置名と次の場所への距離が表示されているプレートが取り付けて有ります。参考にして下さい。
至仏山
登山道の途中、林が開けた所から至仏山が展望できます。
オオカメノキ(大亀木)
オオカメノキの実も大分落ち始めましたが、赤と黒の実が綺麗に見られました。
ナナカマド(七竈)
先日までは青かったのですが、赤く色づいてきました。
山ノ鼻
建物(山の鼻ビジターセンター)が見えてきました。ここまで来ますと尾瀬ヶ原の入口、山ノ鼻です。
尾瀬ヶ原(上田代)
尾瀬ヶ原の上田代です。
湿原・池塘・木道・山(燧ケ岳)が見られます。湿原と池塘のヒツジグサの葉は茶褐色に染まり秋を感じさせます。
同じ場所の西側です。山は至仏山でミヤマナラ・ツツジ等紅葉しているのが見られます。
エゾリンドウ(蝦夷竜胆)
エゾリンドウも終盤ですが、山ノ鼻の植物研究見本園で見られました。
尾瀬ヶ原周辺の山々はこれから朝晩の冷え込みで紅葉を迎えます。霜が降りると木道が滑りやすいので注意して歩行して下さい。
寒さ対策として防寒着・手袋・帽子等用意して下さい。
担当:笹原