- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.09.02
2021年9月2日-尾瀬沼ビジターセンターより(会津沼田街道を歩く)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気: 雨
■気温:15.7℃(9時)15.0℃(昨日の最高気温)12.9℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
朝から激しく降っていた雨が小降りになり
人気がなく、静かな尾瀬沼周辺です。
長蔵小屋さん裏手のビュースポットにあるナナカマドは色づき始めていて
もの悲しい雰囲気が漂います。
さて、昨日は大清水まで巡回に行き、旧道(会津沼田街道)を歩いて来ましたので
その様子をお伝えします。
大清水の車道から、こちらの分岐を画面右手の奥鬼怒林道方面へと進みます。
旧道を歩き始めるとすぐにアケボノソウを見つけました。
尾瀬ヶ原には咲いていますが、尾瀬沼周辺では見ることの出来ないお花です。
【アケボノソウ】
和名は「曙草」。その名のごとく、黒い斑点を夜明けの星空に見立てて付けられたそうです。
とても個性的で凜とした美しい花です。
旧道(会津沼田街道)は尾瀬で最も古い街道であり、かつては会津と上州を結ぶ交易路として利用されていました。
比較的なだらかで歩きやすく、昔は荷物をたくさん乗せた馬を引いて歩いていたのかな。と、
当時の人々の暮らしを想像させるような味わい深い道です。
【沢にかかる橋】
沢にかかる橋も景観の邪魔をしない、素朴な造りです。
【旧道の木々】
この日はあいにくの雨でしたが、
晴れていればブナやミズナラ、トチノキなどの木漏れ日が美しく
気持ちの良い山歩きが楽しめるのではないでしょうか。
ただ、足元がぬかるんでいる箇所が多くありますので
対策を充分にして歩かれることをお勧めします。
これから紅葉の美しい季節になります。
色づいた木々を眺めながら、尾瀬の歴史を感じる山歩きを楽しまれてはいかがでしょうか。
最後に、体調に不安のある方や自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えましょう。
くれぐれも慎重な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター