- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.07.24
2021年7月24日—山の鼻ビジターセンターより(朝の涼になごむ)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
尾瀬ではまだ営業を開始していない施設や閉鎖している施設があります。
お出かけの際には各施設の営業予定や閉鎖予定の確認をお願い致します。
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■ 天気:晴れのち雨
■ 気温:27.1℃(最高気温) 14.4 ℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
先日、尾瀬を離れて街へ出ると、梅雨明け後の暑さにビックリでした。
昼は猛暑日、夜は熱帯夜。
尾瀬ヶ原も晴れれば暑いのですが、朝は15℃前後。
長袖の上着を着てちょうどよい、
贅沢な涼しさです。
朝霧の中の散歩では尾瀬ヶ原ならではの涼を楽しむことができます。
最近、尾瀬ヶ原で目立つのは、
地面からミサイルが出てきたよう、
と形容される豪快な花。
オオウバユリが咲き始めました。
高さも1.5mくらいあり、圧倒されます。
この1週間、尾瀬ヶ原の至る所で増えているのは、
コバギボウシ。
ギボウシ(擬宝珠)とは、高欄や橋などの親柱の上にかぶせ飾りとする金物だそうです。
最近はトキソウやサワランがあまり見られなくなり、
変わって見られるピンクの花は、
ネジバナ
小さな花が、螺旋階段のように並んでいます。
トキソウやサワランと同じラン科だそうです。
小さな花をよく見ると、確かに形が似ています。
ノアザミにはハチが頭を突っ込んで蜜を吸います。
ノアザミは人が指でやさしく、ツンツンと押してみても、
白い花粉を出すのが見られます。
早朝から獲物を待ち受けるクモも見られました。
クモの巣に朝露が着くと、
まるでイルミネーションみたいな写真が撮れることもあります。
尾瀬ヶ原では、梅雨明け後、30℃前後の暑い日が続いています。
湿原では、日陰がなく、長時間直射日光を浴びます。
熱中症対策をしっかりするとともに、急な夕立や雷にもご注意ください。
担当:新井