- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.07.13
2021年7月13日-尾瀬沼ビジターセンターより(寄り道はいかが)
==================================================================
尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
==================================================================
■天気:曇り
■気温:18.0℃(9時)21.3℃(昨日の最高気温)13.4℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。今日からニッコウキスゲの開花状況をお知らせすることになりました。
尾瀬にいつ来たらニッコウキスゲがきれいに見えるかを判断する材料にしていただきたいと思います。
定点Aはビジターセンターから大江湿原に出て、最初に渡る小さな橋から燧ケ岳に向かっての写真です。
定点Bは、見晴方面への分岐よりさらに沼山峠方面へ進んで尾瀬沼方面を振り返って撮った写真です。
定点Cは見晴方面の分岐になっている尾瀬看板の建っているところから燧ケ岳方面を撮った写真です。
こうしてみると、尾瀬看板周辺のニッコウキスゲはだいぶ咲きそろってきましたが、これからの開花に期待したい現在です。
それでも、ニッコウキスゲとカキツバタの並んで咲いている色の対比はなかなか捨てがたい風景です。
ところで、昨日は沼尻へ出かけてきました。沼尻の池塘ではヒツジグサが開花していました。
お昼ごろにならないと開花しない水草なので、花を見たい時には行程に工夫が必要です。
そして、池塘周辺の湿原にはサワランやトキソウ、キンコウカなどの色とりどりの花も咲いていました。
花が咲きそろうときには動物も生き生きと活動しています。足を止めて静かにしていると生き物の方から近づいてくれることもあります。
昨日はカエルとトンボでした。
沼の近くで虫を狙っているのでしょうか、角度を変えながら何枚も写真を撮っても全く動かずにモデルになってくれました。
そして、池塘の上を飛び回っていたのがルリイトトンボでした。
トンボの中でも特に鮮やかな色彩のルリイトトンボを見つけると、なんだかとても幸運な気持ちになります。
目的地だけを目指して歩いてしまうと、こういった出会いはなかなか難しくなります。時間にゆとりをもって尾瀬での新しい発見を期待しながら歩いてみてください。
最後に、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター