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■ 天気：雨のち曇り

■ 気温：20．0℃(最高気温)　13.8℃(最低気温)

ブログをご覧の皆様、こんにちは。

尾瀬ヶ原も梅雨が続いていて、

雨が降ったり止んだり、時には大雨になったりです。

人間にはうっとおしく感じられがちな雨ですが、

尾瀬ヶ原の草花には、生の営みが見られます。

この花、蕾の上にもう一つ花が咲いたようで、なんだか妙な感じですが、実は・・・

タテヤマリンドウなのです。
タテヤマリンドウは元々、日が出ると花が開き、日が陰ると花を閉じるという日々を繰り返しているのですが、
その閉じた花びらの上に、実を結ぶのだそうです。そしてその実は雨の水滴を利用して、種を飛ばしているそうです。1枚目の写真を良く見ると、こぼれている種が・・・

こちらはワタスゲの果穂。フワフワだったワタもほぐれて風になびいています。
新しい命の旅立ちですね。

ナガバノモウセンゴケ。
丈の低い数ｃｍの草の中で、虫を捕えようと、精一杯、背のびしてる感じです。

おもしろい名前の花も咲きました。

ヤナギトラノオ。
葉っぱは柳のよう、花は虎のしっぽみたいということです。
こんな名前ばかりなら、楽しく花の名前を覚えていけそうです。

もうひとつ

クロバナロウゲ。
漢字にすると黒花狼牙。
まるで格闘家の名前みたいです。

最後はキンコウカ

まだ、咲き始めたばかりのようで、1株だけ見つけました。アヤメ平には見事な群落ができ、かつてアヤメと間違われたことが、アヤメ平の名前の由来になったという花です。

まだ、梅雨がつづいておりますので、しっかりと雨対策をした上で、雨を受けて生き生きしている花を楽しんでいただければと思います。

担当：新井