- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2021.07.05
2021年7月5日-尾瀬沼ビジターセンターより(サンカヨウ-清楚な人-)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:雨
■気温:15.9℃(9時)16.8℃(昨日の最高気温)15.3℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
午前中は強めの雨が降り続いていましたが、午後になると雲が薄くなり燧ケ岳の雄姿を望むことができました。
昨日、燧ヶ岳の山開きに合わせて燧ヶ岳巡回を行いましたので、出会えたお花をご紹介します。
【キヌガサソウ】
長英新道8合目を過ぎたところにキヌガサソウとサンカヨウの群落を見ることができます。
残念ながらシカによる食害が酷く、キヌガサソウは4輪ほどしか見当たりませんでしたが、存在感は抜群です。
【サンカヨウ】
尾瀬沼ビジタセンター周辺では6月上旬に咲くサンカヨウですが、燧ヶ岳上部では今ピークを迎えています。
雨水に濡れると花びらが透き通って見えるサンカヨウをたくさん堪能できました。
花言葉「清楚な人」にぴったりですね。この他「親愛の情」「幸せ」などの花言葉もあるそうです。
【ワタスゲの果穂】
御池から登山道を登っていく途中にある熊沢田代、広沢田代では、ワタスゲの果穂が一面白い絨毯となっていました。
昨日は余り天候はよくありませんでしたが、木道の両側にしばらくワタスゲが続く場所があり、ウキウキした気分で山行を楽しめました。
【チングルマ】
チングルマは花だけでなく果穂も一緒に見ることができます。
この他、キンコウカやサワランの蕾も見ることができ尾瀬の夏がすぐそこまで近づいていることを感じました。
【A-029ポイント/7月5日】
A-029ポイント:【6月27日】/【6月22日】/【6月13日】/【6月5日】/【5月31日】/【5月26日】/【5月19日】
大江湿原は青々とした緑に染まっています。
その中にコバイケイソウはじめたくさんの花が咲いています。
【「尾瀬」看板(A-030)】
「尾瀬」看板(A-030):【6月27日】/【6月22日】/【6月13日】/【6月5日】/【5月19日】
尾瀬看板の周りにニッコウキスゲが増え、大江湿原でニッコウキスゲの宴が始まろうとしています。
最後に、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えてください。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
尾瀬沼ビジターセンター