- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.06.03
2021年6月3日—山の鼻ビジターセンターより(植物研究見本園のようす)
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■ 天気:晴れのち雨
■ 気温:20.8℃(最高気温) 7.4℃(最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
尾瀬を代表する花、ミズバショウの季節が進んでおります。
今は、雪が遅くまで残り咲き始めたのが遅かった場所でのミズバショウが湿原を賑やかにしています。
今日は、その場所のひとつの植物研究見本園の様子をお届けしたいと思います。
植物研究見本園ではミズバショウ以外にも色々な花を観察できます。
小さな可愛い花を咲かせているヒメシャクナゲ。
本当に小さな花なので見落としがちですが、鮮やかなピンク色で「ここに咲いているよ」と主張しています。
これからの人気植物となるワタスゲも花から綿毛へと変化が進んでいます。
あと一週間ほどでぽわぽわの風に揺れるワタスゲを楽しめるのでは無いでしょうか。
植物研究見本園の奥の拠水林ではサンリンソウが小さな群生を作っていました。
ニリンソウと思い見てましたが、よく見てみたらサンリンソウでした。
そして植物研究見本園で今、沢山咲いているミズバショウ。
中通りの木道がオススメのポイントとなります。
至仏山をバックにミズバショウとリュウキンカを撮影
ミズバショウとリュウキンカのセットは色鮮やかで綺麗で、ずっと見ていられます。
続いて燧ケ岳をバックに沢沿いのミズバショウの群落を撮影
今年は植物研究見本園の広範囲に植物を守る為のシカ柵をしている為、シカに荒らされる心配無くミズバショウをゆっくり観察できます。
今日の午前中は気持ちの良い青空の尾瀬となりました。
しかし、これから下り坂となり明日は前線を引き連れた低気圧が通過するため大雨に注意が必要です。
レインウェアを必ず携帯し雨の対策を怠らない様、お願いいたします。
担当:坂上