- 山の鼻ビジターセンターブログ
- 2021.05.20
2021年5月20日—山の鼻ビジターセンターより(湿原の朝)
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■ 天気:曇り
■ 気温:21.1℃(最高気温) 1.0℃(最低気温)
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
ここ数日の尾瀬・山ノ鼻はぐずついた天気が続いています。
そんな中、早朝の数時間に久しぶりの晴れマークが!
気合を入れて3:30に起床。
朝靄の湿原をお届けします。
夜明け前。
昼間はなんてことない鳥の鳴き声にすら、敏感になります。
クマやシカたちの息遣いが聞こえてきそう…
ほかの生き物の気配、恐怖感、そして日が昇るという希望。
これまでの歴史の中で人類が随分とかけ離れてきた、野生と対等な時間です。
古くより日本人は微妙な色の違いを見分け、種類を細分化し 名前を付けてきました。伝統色というものです。
茜色や山吹色など、皆さんイメージしやすいかもしれません。
そして大好きな青の世界。この山の色を表現している伝統色はなんだろう?
調べましたところ、熨斗目花色(のしめはないろ)という色がどうやら近いようです。(…の、のし…?)
繊細な日本人の色彩感覚、素敵です。
【早起きは三文の徳】
学生時代 断固として反発してきたことわざも、今では理解できます。
すっかり日が昇った朝の至仏山。
こうしている今も花々が 力いっぱい咲き誇る準備をしていることでしょう。
(至仏山は植生保護期間の為、まだ登る事が出来ません。※7/1登山解禁予定)
鏡のように至仏山と空を映し出す池塘。
風のない朝、水面の向こう側に もう一つの世界が広がっていました。
各地、平年よりだいぶ早く梅雨入りが発表されていますね。
季節の変わり目、皆様 お体ご自愛下さい。
担当 佐久間