- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.09.17
2020年9月17日-尾瀬沼ビジターセンターより(秋の作業開始)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:晴れのち曇り
■気温:17.5℃(9時)18.7℃(昨日の最高気温)13.8℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様、こんにちは。
9月も中旬となり、秋らしい木の実も目につくようになってきました。
7回釜土にいれてやっと燃え尽きるといわれるほど燃えにくいナナカマドの赤い実を見つけました。
車道に面していない尾瀬沼、尾瀬ヶ原の山小屋、工事現場、そして私たちビジターセンターでは食料、燃料、工事資材などは人力で重い荷物を担いでくれる歩荷さんやヘリコプターなどに荷物の運搬はお願いしています。
昨日のヘリコプターには、いつもの食料や工事資材ではなく、めずらしく銀色のドラム缶が運ばれてきました。
この銀色のドラム缶は、見晴地区の公衆トイレの糞尿を処理した汚泥が入っています。そのため普通の軽油などを入れるドラム缶とは違い、ステンレス製の特注のものだそうです。
尾瀬はもう秋となり、春から夏にかけての汚泥を見晴地区から尾瀬沼地区に運び、ここで乾燥させ軽くしてから尾瀬のシーズンが終わるころにまたヘリコプターで尾瀬の外に運びだします。このように公衆トイレの糞尿処理には大変手間がかかりますので、尾瀬ではチップ制や有料のトイレとなっています。
尾瀬ではこれから紅葉シーズンとなりますが、一方ではもうシーズン終了にむけての仕事が進んでいるのですね。
紅葉の定点観測
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:中馬