- 尾瀬沼ビジターセンターブログ
- 2020.09.16
2020年9月16日-尾瀬沼ビジターセンターより(燧ヶ岳巡回の様子)
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尾瀬への入山にあたってはこちらの注意事項をご確認ください。
また、環境省尾瀬沼ビジターセンターは、基本的な感染予防対策を実施したうえで、一部開館しています。
詳細はこちらをご覧ください。
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■天気:曇りのち晴れ
■気温:15.3℃(9時)21.9℃(昨日の最高気温)12.9℃(今日の最低気温)
ブログをご覧の皆様こんにちは。
尾瀬沼ビジターセンター事務所では、常にフリースを着ないといけないくらい寒くなってきました。
昨日の燧ヶ岳巡回では7時から御池新道を登り、帰りは長英新道を下りてきました。
【燧ヶ岳】
朝6時頃の燧ヶ岳です。
この時、私は「山頂に雲はかかっているけど、登っていく内に晴れるだろう。」と思っていました。
【広沢田代】
【熊沢田代】
御池新道を代表する二つの湿原、広沢田代、熊沢田代は残念ながらガスに覆われていました。
この時点で風も強く、雨具を着ていても寒さを感じました。
【オヤマリンドウ】
熊沢田代を過ぎた辺りでオヤマリンドウが咲いていました。
尾瀬沼周辺では現在、エゾリンドウが見られます。エゾリンドウの方が葉の形がシャープです。
【ガンコウラン】
山頂付近ではツツジ科の低木ガンコウランが見られました。
森林限界よりも高所に生息し、ブルーベリーのような紫色の実をつけます。
【尾瀬沼】
山頂はガスがかかっていて何も眺望できませんでしたが、少し下りたミノブチ岳から尾瀬沼を望むことができました。
これまでの疲れが一気に吹き飛んだような気がします。
【燧ヶ岳】
お昼頃、大江湿原に出たら燧ヶ岳の山頂にかかっていた雲はなくなっていました。
「もう少し山頂でゆっくりしていたら、最高の眺めだっただろうな。」と思いました。
なお、体調に不安がある方や、自ら安全確保を行うことが難しい方の尾瀬への入山は控えて下さい。
くれぐれも冷静な判断をお願いいたします。
担当:緒方